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料理のチカラプロジェクト

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TSPAレポ#8:「和食の世界」その③<東京>

TSPA

2014.07.10

6月28日(土)、エコール 辻 東京で行われた、
国際交流サービス協会主催「和食の世界」に行ってきました。

前回の続きです。

 

和食の歴史と文化的特徴についての岡田先生の講演ののち、

だし汁の引き方、松花堂弁当の作り方の解説と実演、そのあと試食がありました。


今日の献立は、
松花堂弁当
椀物清汁仕立
鱧葛叩き
ご飯物 とうもろこしごはん

 


201400709yamaguchikokusaikouryuu.jpg

 
次々とお料理が作られていく中、もっとも歓声があがったのが、俵型のおにぎりをつくる「押し型」の蓋が開けられた時です。
「その器具はどこで買えますか?」と、多くの声があがりました。
参加された多くの方が、ご自分で家で実際に作ってみようと思われているとわかり、日本人として嬉しかったです。

 

「椀物」に霧吹きを岡田先生がかけると、「何のために霧を吹きかけますか?」と質問が出ました。

私もオープンキャンパスのときに同じ質問をしました。

外国の方と、日本人である私と、辻に入学する前までは、和食に関する知識はあまり変わらなかったんです。
 


岡田先生が霧吹きの意味を教えてくれました。
「一期一会の気持ちを表現している」


私たちの出会い(料理人とそれを食べるお客様)は、今回が最初で最後かもしれない。

すべて心をこめて作りますというホスピタリティです。

「あなたのために、今つくりました」ということが表現されています。
作り置きではありません。できたてで、蓋をあければあつあつです。

 

エコール 辻 東京 辻日本料理マスターカレッジ 山口真理