OSAKA

辻調理師専門学校 (調理)

ブログ

第33回調理技術コンクール全国大会 結果報告!

コンクール
調理師本科・キャリアクラス
調理師本科・調理クラス
調理技術マネジメント学科

2018.03.08

先日、Facebookでは速報をお伝えしていましたが、

2月20日、2月21日、東京・池袋サンシャインシティ文化会館にて開催された
「第33回調理師養成施設調理技術コンクール全国大会」の様子をお伝えします。

全国大会には、全国279校の調理師養成施設から
卒業見込み者16,000名のうち
各地区予選を突破した学生が全国から145名、
本校からは9名の学生が出場しました。


■本校出場者
<日本料理部門>川端 善之さん、太田 奈穂子さん、廣恵 楓雅さん
<西洋料理部門>大石 航暉さん、吉田 茉奈実さん、大久保 遼平さん
<中国料理部門>矢﨑 萌さん、浅井 弘毅さん、桃谷 尚宜さん

全国大会の課題は下記の通り、2日間にわたって行われました。

■課題と主材料
<日本料理>課題:前菜・椀・・・主材料:海老(ブラックタイガー)/白身魚すり身
<西洋料理>課題:前菜・主菜・・・主材料:白身魚すり身/豚肉(ロース)
<中国料理>課題:前菜・主菜・・・主材料:海老(ブラックタイガー)/牛肉(キューブロール)

前日の仕込み作業2時間、当日の調理作業90分、盛付作業30分で仕上げての審査でした。基本調理の技術はもちろんですが、衛生面や仕事の段取りなどもあわせて審査されるので、総合的な調理師としての技術が評価されます。



■結果
後援団体長賞に、
日本料理部門、太田 奈穂子さん、廣恵 楓雅さん
西洋料理部門、吉田 茉奈実さん
協賛会社長賞に
中国料理部門の、矢﨑 萌さん
そして、出場者全員が大会会長賞を受賞しました。

昨年の夏から、時間をかけて一生懸命練習を重ね、それぞれに成長の実感や気づきなど、得たものが多かったコンクールになったようです。

■表彰式

出場した学生の作品と
今回コンクールに参加した感想を聞きましたのでご紹介します。

マネジメント学科2年生 川端 善之さん


「一年生の頃から、漠然とではあるけれどコンクールに出場することを目指してきましたが、実際に選ばれて得たものは大きかったです。1つのことを突き詰めていくことの難しさと、常に、これより上はないかと考え続ける大切さを学びました。」

マネジメント学科2年生 太田 奈穂子さん


「楽しかったです。緊張はすごくしましたが。コンクールへの出場を機に、より考えて行動する力がついたと思います。何品もの料理を作成する上で効率の良い仕事の組み方ができるように、工程を自分なりに変えてみたりもしました。また、他の学校の学生と調理して気づくこともあり、今後、料理を作る上で、固定概念にとらわれず多くの知識を持てるようになりたいです。」

マネジメント学科2年生 廣恵 楓雅さん


「あらためて料理は難しいということ、そして上には上がいるんだなと思いました。けれど、考える楽しさ、料理をしている楽しさもありました。今回の経験を通して、料理ひとつひとつに細かい意識を持って考えたことは、今後、自分自身の役に立つと思います。何より、毎日の積み重ねや基本的な事が大事だと思いました。将来は、ミシュランの星を獲ってお客様に幸せを届けられるような料理人になりたいです。」

マネジメント学科2年生 大石 航暉さん


「見せる料理の奥深さを知りました。練習、本番と時間内で全ての作業を終わらせるために効率よくできる方法を常に考えるようになり、仕事へ取り組む姿勢が大きく変わったと思います。10月にフランス校へ進学します。フランス人の味覚、料理の概念などを学び、さまざまな角度から料理に対する考えを持てる料理人になりたいです。」

調理師本科・タブルマスタークラス  吉田 茉奈実さん


「継続して努力をすることの大切さを体感しました。まわりのライバルに負けたくない、自分も出来るようになりたいという一心でコツコツ練習に励んだ結果、全国大会に出場することができました。2回の学内選抜、地方予選、全国大会と、プレッシャーのかかる場面を経験したことで度胸もついたと思います。来年度は製菓を学び、将来は食の新しい可能性を探求し続ける料理人になりたいです。」

調理師本科・キャリアクラス    大久保 遼平さん


「自分の作品と他の人の作品とを比べることで、より深く自分の長所、短所を知ることができたように感じます。衛生的な作業の重要度が大きかったので、違った角度で調理に向き合うことができたことや、コンクールを通じて授業だけでは関わることのなかった先生方と話をすることもでき、とてもよい経験になりました。」

マネジメント学科2年生 矢﨑 萌さん


「コンクールで大事なのは普段の授業でどれだけやっているかで、コンクールに参加することで普段の授業でもより衛生や作業の段取りを考えるようになり相乗効果があると思います。今まではいかに美味しいかだけを考えて作っていましたが、見た目でも美味しくみせる料理の盛り付け方を意識するようになりました。今後は、自分が学んだことや経験したことをわかりやすく伝えられる先生になりたいと思っています。」

マネジメント学科2年生 浅井 弘毅


「とてもいい経験ができました。今の自分の実力を知ることもでき、練習を始めた当初よりコンクール当日では、成長を感じられました。実は、盛り付けで失敗してしまったのですが、これも経験だと思って、次に生かそう。と、切り替えられる気持ちを持てたことが成果だと思います。私は、ホテルに就職が決まっていますが、そのホテルで活躍できるようになることが今の目標です。」

マネジメント学科2年生 桃谷 尚宜


「コンクール会場での調理はとても緊張しましたが、とても楽しかったです。また、今の自分の実力を知ることもできました。調理技術は少し上達したように思います。以前よりもどのようにすれば上達するか、キレイな仕事ができるかを考えるようになったのは、今後の仕事にも、日常生活にも活かせる気がしました。将来は、人として、料理人としてもしっかりとしているそんな料理人になりたいです。」

みなさん、おめでとう&おつかれさまでした!
今後の活躍を楽しみにしています!