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フランス校の研修生が国際コンクール優勝!

フランス校日記

2016.11.10


シャンパーニュ地方の中心都市ランスにある2ツ星レストラン「レ・クレイエール Les Crayères」のシェフで、M.O.F.(フランス最優秀料理人)のフィリップ・ミル氏が、食文化の発展とそれを支える若き料理人育成を目的に地方をあげて開催している、調理師学校の学生対象の料理コンクール「トロフェ・ミル TROPHEE MILLE」。今年で7回目を迎える同大会の国際コンクール部門に、フランス校の研修生が出場し、見事優勝しました!

フィリップ・ミル氏と 

日の丸の映された壇上

出場したのは現在、フランスのレストランで研修中のフランス校2016年春コース生の2人。

・川上 健児さん  ローヌ=アルプ地方「フロコン・ド・セル Flocons de Sel」にて研修中
・大石 輝さん ローヌ=アルプ地方「ル・ヌーヴィエム・アール Le Neuvième Art」にて研修中


今年の参加国は、昨年も参加したフランス、ベルギー、スロヴァキア、チェコ、モロッコ、日本の6カ国に加え、イタリア、ドイツ、ブラジル、台湾の計10カ国。


年を追うごとに参加国が増えレベルも上がっている

内容は、調理師学校に所属する学生が男女一組になって、シャンパーニュ地方産の指定食材と
季節の2次食材をつかった料理1品、スイーツ1品を3時間30分以内に仕上げるというもの。審査員は、ジェラール・ボワイエ氏、アラン・ソリヴェレス氏、ローラン・プルーセル氏といった超有名シェフに加え、全10名中4名がM.O.F.という豪華な顔ぶれ。


審査員は錚々たる顔ぶれ 


真剣な表情で試食する審査員

研修先の理解と協力を得、2人がエスコフィエ校で本番に向けての練習を始めたのは大会の僅か5日前。学校で毎日先生の指導を受けながら練習のできる他の参加国の学生と比べ、非常に短い練習期間というハンデを物ともせず、優勝という最高の結果を勝ち取ることができました。しかも、料理、デザート共に、全審査員が最高得点を付けるという圧倒的な内容での完全優勝です!


料理の盛り付け 


デザートの盛り付け 


戦いが終わりホッとした表情の2人

優勝という結果以外にも、世界各国の志を同じくする仲間との出会いや、普段ではとても会うことの叶わないトップシェフ達と談笑したりと、かけがえのない時間を過ごすことができたのではないでしょうか。研修期間も折り返し地点。今回の素晴らしい経験を糧に、今まで通り、いや、今まで以上にしっかりと働きながら多くのことを学んでくれることでしょう。

11月7日(月)
Trophée Mille 2016 Concours International 
http://www.tropheemille.org/

[結果]
Premier Prix (優勝) 日本
Prix Plat sucré(プラ・シュクレ賞) ベルギー
Prix Plat salé(プラ・サレ賞) フランス