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Restaurant Le Saladier(レストラン・ル・サラディエ)

フランス校 食べ歩き日記

2018.07.09

フランス、オーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地域圏、ヴィルフランシュと言う町にある「レストラン サラディエ」に伺いました。
この町はフランス校シャトー・ド・レクレールからバスで15分程の所にあり大通りには様々な店が軒を連ね、町の中心から少し離れたところには大きなスーパーマーケットがありフランスで暮らす研究生たちも頻繁に通う町です。

レストランの名前「サラディエ」はサラダボールの事を指します。その名の通りこのお店ではお皿いっぱいに盛りつけられたサラダを楽しむことができます。その種類はなんと14種類!
もちろん魚料理や肉料理、飲み物のメニューも充実しています。
健康的でリーズナブル、地域に根付いたレストランを今回は紹介します。

小さな入口から細い道を通って中に入るとテラス席、更に進むと落ち着いた雰囲気のテーブル席が待っています。
中央にはショーケースがありランチの時間帯ではサラダや総菜などのビュッフェもサービスされているようです。


SALADE BEAUJOLAIS (サラッド・ボージョレ)
ボージョレ風のサラダと言う名前のサラダです。
カリカリに焼いてあるベーコンの下には半熟のゆで卵、たっぷりのレタスやトレビス、トマト、マスタード風味のドレッシングで美味しく頂きました。


SALADE CAMPACNARDE (サラッド・カンパニャルド)
田舎風のサラダと言う名前のサラダです。
こちらもたくさんの野菜が盛られその上には鴨肉の燻製が盛り付けられています。
付け合せにはカリカリのバゲットの上に鴨肉の燻製とサン・マルスランをオーブンで焼いたものが付きます。
(サン・マルスランとはフランスのドフィーネ地方の白カビタイプのチーズです)


MOULES MARNIERES (ムール・マルニエール)
ブルターニュ地方の漁師料理として生まれたものだと言われている料理です。
ムール貝をエシャロット、パセリ、白ワイン、バターなどで煮込んだものです。香味野菜の良い香りで貝類特有の生臭さも感じません、このお鍋いっぱいに入ったムール貝をフライドポテトと一緒に頂きます。


CLASSIC BURGER (クラシックバーガー)
メニューの隅には隠れてこんな一品もありました。
サラダだけでは食欲が満たされない!と言う研究生にもピッタリなボリュームたっぷりのハンバーガーです。
ジューシーに焼いた肉にたっぷりのチーズは食べ応え抜群です。


デセールも充実しています、23品もあるデセールの中から今回は小さなポットに入ったチョコレートムース、パフェ、アフォガート(イタリアのコーヒーなどをかけて食べるアイス)、そしてイルフロッタントを注文しました。
イルフロッタント(Ile flottante)とは訳すと「浮き島」の事で、メレンゲをお湯の中で茹でて固めてバニラのソースに浮かべて食べる、という日本ではなかなか見る事のないフランスで古くから作られているデセールのひとつです。
ちなみにこのお店では金属容器にメレンゲを詰めて蓋をして、低温でじっくりと火を通しているそうです。
街中のレストランにもこの様なクラシックなデセールが提供されており、食事の終わりのデセール大切さと、フランスの文化として受け継がれていっているのだなと感じました。


サラダを前面に押し、複数の地域特産のサラダを提供するなど工夫も豊かです。フランスならではの食材もたくさん使用しており、バラエティ豊かでリーズナブルな品揃え、サービスの方々の接客もとても親切で何度でも足を運びたくなります、フランスでの外食に慣れない研究生でも入りやすいとても素敵なお店です。


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Restaurant Le Saladier (レストラン サラディエ)
住所:579 rue Nationale 69400 Villefranche-sur-Saone
電話:04 74 62 34 19