FRANCE

辻調グループ フランス校

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製菓外来講習 M.Mathieu TABORCIA(マチュー・タボルシア氏)

フランス校教壇から

2017.08.24

2017年度春コース、バカンス明け最初の製菓研究課程の外来講師として、マチュー・タボルシア氏をお招きしました。

「Patis Franceパティス・フランス」の講師として勤務した後、プロヴァンス地方のシャトールナールという街にあるショコラトリー「Haweckerアヴェッカー」(オーナーのアヴェッカー氏はM.O.F受章者)でシェフ・ショコラティエを務められ、現在は自身のショコラトリーを開業する準備をされています。

今回作ってくださったお菓子はこちらです。

BONBEC COLA 
コーラ風味のグミ。シロップとゼラチンで作ったベースを半分はそのまま流し、残りの半分は泡立てて絞って作っています。

SUCRE PAILLE
PAILLE(パイユ)は藁を意味していて、キャンディを成形する際に中が空洞になる様にし、それを潰さないように何度か重ねて作っています。見た目も面白く、軽い食感です。
今回はレモンの風味です。

FUDGE VANILLRE
見た目はキャラメルなのに細かい砂糖が集まったような食感。
キャラメルの配合の一部に小麦粉とベーキングパウダーが入り、炊き上げた後に撹拌しながら冷ますことによってこの食感が作られます。

CARAMEL POIVRE SAUVAGE POIRE A TARTINER
フランス式の朝食は、バゲットを横半分に切ってバターやジャムを塗る、タルティーヌが一般的です。今回は胡椒と洋梨のきいた塗れるキャラメルを作って下さいました。

今回助手を努めてくれたのは、今井 健人君、PENG TZU-NINGさん。
キャンディの成形や、マシュマロの絞りなどシェフの言葉を聞き取りながらお手伝いしてくれました。

今井君「今回は糖菓を中心に教えていただきました。コーラ風味のグミやストロー状のキャンディなど初めて見る技術をアシスタントとして間近で体験することが出来て、とても良い経験になりました。」
PENGさん「コーラのグミの上に泡立てたマシュマロを絞るのがとても難しかったです。絞るのが遅ければ固まってくるので、固まるのと絞るタイミングをよく考えながら作りました。シェフはとても親切な方で、作業もきれいで速く、私もこのような仕事が出来るように頑張りたいです。」

助手とシェフとで記念撮影。

講習終了後、みんなで記念撮影。

Merci M.TABORCIA !!