FRANCE

辻調グループ フランス校

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専門講習 Mme Nathalie ANGUENOT(ナタリー・アングノ氏)

フランス校教壇から

2018.08.31

今期最後の専門講習では、ボルドーワインについて学びました。講師として来ていただいたのは、ナタリー・アングノ氏。 ブルゴーニュ南部の白ワインの銘醸地マコンMâconでワインを生産しながら、フランス各地でワインに関する講演やコンサルティング業務を行う他、リヨンにあるワインの学校「エコール・デュ・ヴァン・ドゥ・フランスEcole du Vin de France」で講師としてもご活躍されています。

まずは、ボルドーワインについての概論です。ボルドーワインに使用されるブドウ品種やその栽培地域、格付け、醸造方等の基礎知識を地図や画像を使って学びます。さすが日頃から講師をされているだけあって、ワインの知識のあまりない研究生たちにもとても分かりやすく解説していただきました。

次はお待ちかねの試飲です。
今回は辛口の白を1種類、赤を2種類、そして貴腐ワイン1種類の計4種類をお持ちいただきました。 一口にボルドーワインといっても色々なタイプがあります。
※フランスでは18歳からお酒が飲めます。

試飲は、単に美味しい、美味しくないという主観的な判断をするのではなく、香り、果実味、酸、タンニンといったワインを構成する様々な要素がバランスよく含まれているか、またどのような料理やお菓子と一緒に味わうと、お互いの良さを引き出すことができるか、そしてそれは何故か等、色々なことを考えながら行います。それは、ソムリエだけではなく、料理人やパティシエにとっても重要な知識ですので、今日の専門講義は研究生にとって非常に意義のあるものであったに違いありません。