FRANCE

辻調グループ フランス校

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製菓外来講習 M.Nicolas BRIE(ニコラ・ブリー氏)/Pâtisserie Xavier Brignon(パティスリー・グザヴィエ・ブリニョン)

フランス校教壇から

2016.10.28

フランス校に来て実習が始まって2日目、初めての外来講習です。
講師のニコラ・ブリー氏は、フランスの製菓コンクール「ル・シャンピオナ・ド・フランス・デ・デセール le Championnat de France des Dessert」、2015年大会のプロ部門優勝者。また、2010年にも同大会のジュニア部門で優勝しています(40数年に及ぶ同コンクールの歴史で、2度優勝したパティシエは2人しかいないそうです)。現在は、ブザンソンの「パティスリー・グザヴィエ・ブリニョン」に勤務されています。

今回作ってくださったお菓子はこちらです。

Tartelettes pomme chocolat en chaud et froid

ココアパウダーの入ったサブレをタルトの型に敷き込み、その中にキャラメルで煮た角切りのリンゴをたっぷり詰め、その上をガナッシュで覆って焼きます。そうしてできた温かいタルトの上に、小さく砕いたカカオのアクセントを効かせてサクサクに焼き上げたクルスティアンをのせます。さらに、丸くくりぬいた洋ナシにライムとバニラの風味を加えたもの、そして三角錐に焼き上げたメレンゲをのせ、最後に青リンゴのソルベで仕上げています。
「ソルベがのっているので冷たいお菓子かと思ったら、タルトは暖かい!」という、食べた人を驚かせるお菓子で、飾りも可愛らしく目を引きます。

今回助手を務めたのは、製菓研究課程の山下峻弘君と保科未来さん。生地を型に敷きこむ作業や、リンゴや洋ナシを指示されたサイズに切る作業などを手伝い、緊張しながらもブリー氏とコミュニケーションをとって助手をしてくれました。

 

山下君「焦って周りをウロウロしてしまう事が多く、作業のアシスタントが出来ていたとは思えませんでした。またアシスタントをする際は、今回のことを踏まえてもっとシェフに話しかけられるように頑張ります」
保科さん「アシスタントをするにはフランス語もお菓子の作り方もわからないといけなくて、声をかけたいのにそのフランス語が出てこなくてとてももどかしく感じました」

助手を務めた二人とブリー氏で記念撮影。

講習終了後、ブリー氏と学生で記念撮影。

Merci M.BRIE!!!