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辻調グループ フランス校

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加島 綾乃さん French Restaurant 「JAMIN」 (ジャマン)勤務

卒業生レポート

2013.06.17

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加島 綾乃さん
KASHIMA Ayano

辻調理師専門学校 調理技術マネジメント学科 2010年3月卒業
シャトー・エスコフィエ フランス料理研究課程 2010年秋コース卒業
研修先: Maison PIC (メゾン・ピック/3ツ星)

店名:French Restaurant JAMIN (ジャマン)
大阪府茨木市別院町6-45 オダビル1F
TEL:072-631-0007
http://www.jamin.jp/


フランス校は、私にとって「人生が変わる場所!」

長年地元の方々から愛され続けているフレンチレストラン「JAMIN」(ジャマン)は、阪急茨木駅からすぐの非常に
立地の良いレストラン。入口の扉を開けた瞬間、そこには日常から離れた特別な空間が広がっています。
まるでフランス貴族のお屋敷の一室に招待されたようなクラシカルで落ち着いた雰囲気に包まれ、
行き届いたサーヴィスと、繊細な料理に舌鼓を打ちながら、ゆったりと特別な時間を過ごすことのできる名店です。

こちらのお店で、今やシェフの右腕?!と言えるほど、毎日忙しく頑張っている卒業生がいます。
彼女の名前は加島綾乃さん。
2010年秋コースのフランス校卒業生です。料理人を目指し、辻調理師専門学校調理技術マネジメント学科に入学し、
しっかり基礎技術を磨きました。そしてさらに、やはり本場に行きたい!と、フランス校へ進学。
フランス校では、料理漬け、勉強漬けの毎日が楽しくて仕方がなかったそう。スタージュでは、ミシュランガイドフランスで
唯一の女性三ツ星シェフであるアンヌ=ソフィ・ピックさんのレストラン「メゾン・ピック」で研修をしました。
帰国後、料理人人生を歩むために選んだ今のお店での勤務も1年が過ぎた加島さんに、今の心境やフランス校時代に
ついてお話いただきました。

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お店の外観、茨木駅から徒歩2分。外の喧騒とは打って変わって店内は非常に落ち着いた雰囲気。
ミントグリーンが印象的な可愛らしくクラシカルな雰囲気に酔いしれます。

■ 就職して1年が゙過ぎましたが、現在どのような仕事をしていますか?
また、実際に社会人として働いてみて感じることなどがあればお聞かせください。
現在は主に肉、魚の下処理、ガルニチュールを担当しています。その他には前菜の在庫管理等も
させていただいています。

■ なぜ現在のお店を就職先として選んだのでしょうか?理由をお聞かせください。
就職するお店を探して食べ歩きをしていた中で、JAMINにも食事に行きました。シェフの料理を食べ、話を聞くことも
出来たのですが、その時に料理にも感動しましたし、この人の下で仕事がしたいと直感で感じたからです。

■ 料理人としてやりがいを最も感じられることは何でしょうか?
私は、まだ直接お客様と交流する機会が少ないですが、やはり美味しかったと喜んで帰っていくお客様を見ると、
もっとすばらしい料理を提供できるように頑張ろう!といつも思います。

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シェフとのツーショットと厨房の様子。
現在は右腕のような存在で、厨房で忙しくシェフのアシストをしているそうです。

■ 仕事で常に心掛けていることや料理人として大切だと思うことは何でしょうか?
「妥協しない」ことです。どんなに忙しくてもお客様にとっては、目の前に出てくる一皿がすべて。
だから、決して手をぬくな!とよくシェフから注意を受けました。料理を作る時は、常に「大切な人に作っている」と思い、
作業のようにならないよう心がけています。

■ 現在勤務しているジャマンのオーナーシェフは、どのようなシェフでしょうか?
時には厳しく、時には優しく、料理を作ることを通して色々なことを教えてくださる方です。
どんなことも聞けば丁寧に教えてくださるし、とても尊敬できる料理人です。

■ 現在の仕事を通して、何を得たいと考えていますか?
今は、まだまだ料理人としてスタートを切ったばかりなので、とにかくシェフから沢山の知識・技術を盗み、
成長したいと思います。

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お店の料理。繊細な盛付けや味で五感が満たされました。

■ フランス校・スタージュの体験が今の仕事にどのように生かされていますか?
スタージュで、現場での厳しさを学生の時に経験できたのはとても大きいです。
フランスで、本場の食材を使い、料理を学び、フランス人と一緒に働くという経験は、なかなかしたくても出来ることでは
ないですし、日本の現場で働いていくうえで大きな自信にもなりました。

■ コアールシェフの言葉で今でも記憶に残り、影響を与えている言葉などがあればお願いします。
「Je suis cuisinière donc il faut toujours vérifier」
卒業生ならみんな覚えている言葉だと思います。
仕事をする上で"確認"ということは、本当に大切だと現場に出てますます実感しました。

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フランス校時代の写真。今でも学校が大好きな加島さん。「同じ夢を持つ仲間達と学ぶ毎日は
本当に楽しくて楽しく仕方がなかった」と当日を振り返る表情も輝いていました。

■  卒業して思うフランス校・スタージュの一番の魅力は?
やはり、フランスでフランスの食材を使い、フランス人にフランス料理を教わり、フランス人と働ける、
ということだと思います。まだ学生で右も左もわからない状態でしたが、今後フランス料理をしていくうえで、
本場でフランス人達が作るフランス料理・エスプリを感じられたことは、貴重な経験になったと思います。
本場で本物を見て、学べることがフランス校の大きな魅力だと思います。

■ フランス校・スタージュの印象に残っているエピソード
「もっと成長したい!」と思い、仲間と共に勉強にあけくれた事です。
あんなに勉強することが楽しいと感じたことは生まれて初めてでした。他にもスーパーでお水1本買うことさえ
ワクワクして、覚えたてのフランス語を一生懸命使ったのを覚えています。

スタージュでは、仕事することももちろん楽しかったですが、休みの日にフランス人のスタッフに
食事に連れて行ってもらったりしたことが、とてもうれしかったです。
またいつか、一緒に働けたらなと思います。

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スタージュ時代の写真。同僚達に囲まれて。

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仕事のときは真面目なスタッフも、休憩中は笑いありです!休日には一緒に出かけることも。

「フランス校は、人生がかわる場所!」

フランス校に行って今まで日本で見てきたもの、考え方が、なんて狭い世界だったのだろうと感じました。
料理をすることの楽しさ、厳しさ、すべてを教わった私の原点です。
皆さんも、きっと今までの人生観が180度ひっくり返ると思います!

■ フランス校に進学する後輩たちへのメッセージ
沢山のことを学べるところです。遠慮という言葉は忘れて、がむしゃらに色々なことを吸収してきてください!!

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フランス校の恩師、パスカル・コアールシェフの来日に合わせて、学校へ遊びに来てくれました。
久々の再会に感動!シェフもとても喜んでいました。