FRANCE

辻調グループ フランス校

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黒川 遥一くん:調理・2015年春コース

在校生レポート

2015.09.08

「自然の豊かさを感じるフランス」
フランス校へ進学を決めたきっかけは学校の先生に勧められてです。本気でフランス料理を学ぶなら本場に行くべき、と考えて決心しました。
フランスに来てみて感じたことは、やはり自然の豊かさです。国土が日本よりかなり大きいのに人口は日本の2分の1ほどで、農業大国として知られるフランスは緑の景色が多く、一面に広がるワイン畑などを見ると心が落ち着く気がします。

「要領がよくなった」
フランス校の授業を受けたことで料理の要領が良くなったと思います。短い時間の中で多くのことをしなければいけないので、何も考えずに実習をしていたら絶対に間に合いません。いかに効率よく作業するか、という段取りの組み立て方を僕は一番学べたと思っています。
そして、やはり本場の空気のなかで本場の食材を使ってその国の人に習う、というのがフランス校での一番のポイントだと思います。フランスの食材は日本の食材とは全く違うし、日本のエスプリとフランスのエスプリも全く違います。僕はフランスに来てフランスの食材に感動することが多々あります。フランス料理を学ぶならフランスの食材を使った本場の味を知る、ということがとても大事だと思います。

 

 

「共同生活とフランスの生活を楽しむ」
寮では楽しく生活しています。朝起きてから夜寝るまでずっと誰かと一緒にいる生活なので、必ず友達と仲良くなれると思います!当然これだけずっと一緒にいると嫌なところが見えることもありますが、その嫌なところも伝えたりして気兼ねなく生活できるような工夫をしています。フランス文化の中で生きて日本との違いはたくさん感じます。日曜日にお店があいていないことも不便ではありますが「これもフランスの文化」と考えるとしょうがないかな、と思えます。会話を楽しむことが好きなフランス人がスーパーのレジなどでずっと喋っていたりすることもありますが(お客さんとレジの人が5分くらい話したり)、日本だとイラッとするかもしれないけどフランスでは普通のことなので気長に待っています。


フランスに着いたばかりの頃。もう半年が終わります

「食べ歩きとヴァカンス」
夏休みはストラスブール、パリ、モンサンミッシェル、ローマに行きました。僕が気に入った場所はストラスブールで、映画に出てくるような町並みや、クリスマス通り(夏でしたが)は人通りも多く、とてもきれいでした。ストラスブールではシュークルート、ベッコフ、タルトフランベなどアルザスの有名な食べ物をたくさん食べました。どれも美味しくビールとの相性もバッチリでした。
レストランには色々と食べ歩きに行きましたが、一番印象に残っているのは「ポールボキューズ」です。大阪にいた頃から先生達がよく口にされていたレストランで、フランスに来たらまず1番に行こうと決めていました。内容はとてもクラッシックなのですが、だからこそ一口でガツンとくる美味しさです。50年間ミシュランの3つ星を守り続けるにはここまで美味しくなくてはだめなんだ、と思わされたお店でした。


学校食べ歩きで「メゾン ブラス」に行った時です

「研修はスペシャリテが魚介類のレストラン」
研修先はブルターニュの「RESTAURANT LE YOUPALA」に決まりました。ミシュランの1つ星を持つレストランで、サンブリウという港町にあるレストランなので魚介を多く扱っています。魚介類は大好物なのでとても嬉しく思っています。多くのことを吸収して頑張りたいです。


研修発表時

「フランス校進学を考えている皆さんへ」
正直不安でいっぱいだと思います。言語も通貨も人種も何もかも自分がいた環境と変わるのは不安があって当然です。でも本当はそんな心配必要ないです!言語は日常の生活で少しずつ覚えていくし、フランス人は皆さんが思っているよりずっと優しいです。フランス校は「やる気」さえあればとても楽しくフランスを学べる場所なので、入学するか迷っているのであればぜひ入学をおすすめします。



黒川 遥一 KUROKAWA Ryoichi
2015年春コース エスコフィエ校 調理課程
出身高校:岡山県私立金光学園高等学校
辻調グループ校出身校:エコール辻大阪 辻フランス・イタリア料理マスターカレッジ(フランス校留学コース)