FRANCE

辻調グループ フランス校

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KANG Hoseokくん:調理2017年秋コース

在校生レポート

2018.01.18

「原点を知りたい」
辻調に入学するときはフランス料理を勉強することは考えていませんでした。
ですが、入学式でフランス校紹介DVDを見て少し興味を持ち、その後在学中に辻静雄先生についていろいろな話を聞き、その中でも日本で成立していなかったフランス料理をまとめた方だと聞いて、そんな方が作ったフランス校にぜひ行ってみたいと思うようになりました。
また、自分の考え方として、何にしても原点を知ることが大切だと思っています。
本場フランスでフランス料理を学び、たくさんの経験ができるこのチャンスを逃すわけにはいかないと思い、進学を決めました。


フランス校入学直後の歓迎ビュッフェ

「食事は最高」
朝昼夕と日本では高くて食べられないものが普段の生活で毎日食べられるのが本当に幸せです。
学校の食事ももちろんですが、フロマージュ(チーズ)とワイン好きの僕にとっては、スーパーで高品質なものが手ごろな価格で買えることに感動しています!
今のうちにたくさんの食材を味わっておきたいと思います。


ワインやフロマージュの授業も楽しみの1つです

「苦戦しながらも前向きに実習に打ち込んでいます」
実習はとてもとても難しいです。
フランス校進学生の中ではイレギュラーですが、僕の場合は今まで主に日本料理と中国料理を学んできたので、フランス料理の調理名や調理法に馴染みがありませんでした。
ですが、それを言い訳にしたくないので、日本でフランス料理の基礎をしっかり勉強してきている他の仲間に負けないように毎晩勉強しています。
実習の流れやフランス語、サーヴィス、勉強しないといけないことは本当にたくさんあります!
今が人生で一番勉強していると心から思います(笑)。

「寮生活は充実しています」
僕は2人部屋ですが、同室の学生とはとても仲が良く、すぐに共同生活に慣れました。
趣味も合うし、一緒に生活してストレスが溜まらないのは、お互いに配慮しながら生活ができているからだと思います。
また、みんなと一緒に生活しているので、毎日ミーティングができるのも嬉しいです。
みんな本当に意識が高く、翌日の実習の予習はもちろん、もっとこうやろう!ああやろう!と一緒に考えられるので、班の団結力はとても高いです。

「オン・オフの切り替えが大切」
フランス校とはいえ基本的に日本人の中で生活しているので、休日は積極的に出掛けたり、いろんなイベントに行ったりしています。
リヨンで行われた「サロン・デュ・ショコラSalon du chocolat」というチョコレートのイベントに行ったときには、お店の方と話しているうちに仲良くなり、後日ボージョレのワイン生産者のイベントに招待してもらう機会がありました。
当日はイベント会場を案内してくれながら、いろいろな地方料理を味わったり、フランスでどう過ごしたらいいか、との助言もいただいたり、思いがけない良い出会いになりました。
他にも学校の「家庭招待」というプログラムで、フランス人の家庭に招待していただける機会もあり、フランス人の生活を感じることができました。
休日の勉強も大事だけど、がむしゃらに頑張る時間と自分に余裕をもって外に出て、フランス人に会い、料理を食べ、街を歩き、フランス人のように生活してみる時間、両方とも大切だと思います。

「ずっと行きたかったレストランに!」
食べ歩きにもたくさん行っています。
最初に行ったのは、フランスに来る前からFacebookで登録していて情報を集めていた「ポール・ボキューズPaul Bocuse」でした。
ポール・ボキューズといえば、クラシックなフランス料理です。
フランス料理の原点を知るためにも、ポール・ボキューズの料理を食べたいと思い行きましたが、食べに行ったらやはり、これがフランス料理、これが3ツ星という感じがしました。
僕はワインにも興味があるので、ソムリエの人と相談しながらコース料理を楽しみ、最高の時間を過ごすことができました。


左:ポール・ボキューズ氏の銅像と一緒に
右:ポール・ボキューズのソムリエの方とは学校のワインの講習でも会う機会がありました

「研修でたくさんのことを学びたい」
研修を希望しています。
僕は料理人にもお店の経営にも興味があるので、研修先では技術や料理の知識はもちろんですが、お店がどのような運営をしているのか、レストラン全体の流れや構成はどうなっているのかなどもしっかり見て学びたいと思っています。
実際、外来講習の際にシェフと一緒に来校された研修生からいろいろな話を聞いて、研修でもいろんな勉強ができるのだなと感じたので、やはり研修にはぜひ行きたいです。

「フランス校進学を考えている皆さんへ」
フランス校はすごくいい所です。
フランスの食べ物・歴史・文化・言語に興味がある人、自分が何かつかみたい、自分が好きなフランス料理についてもっと深く知りたいと思う人はぜひ来てください。
他の学生達もとても情熱的で、みんな自分のために必死に努力しているのですごく良い刺激を受けます。
そんな環境に自分も精一杯努力してついていくことが大切です!
簡単でも楽でもありません。
来るなら覚悟して、しっかり勉強も心も準備して来てください!

ガン・ホソク KANG Hoseok
2017年秋コース レクレール校 フランス料理研究課程
出身国 韓国
辻調グループ出身校 辻調理師専門学校 調理技術マネジメント学科