エクレール校
1999.1.16-1999.1.31


日本でもインフルエンザが流行しているようですが、この1月後半は、寒暖、乾湿の波があり、油断しているとウィルスにやられてしまいそうな気候でした。ここエクレール校でも、今月は続々と風邪ひきの生徒が出てしまいました。幸いにも何日も寝込むような生徒はおりませんでしたが、昨年日本から送っていただいた風邪薬を与えたり、医者に連れて行くなどで、忙しい月となりました。1月20日〜26日:3セリの実習、実技試験、及び筆記試験が行われました。研修希望者で、1〜2セリの成績が及ばなかった生徒にとって、合否をかけた最後のチャンスでしたが、我々の期待に反し、その結果はあまり芳しいものではありませんでした。1月24日(日):リヨン食産品博覧会の催し物の一つ、製菓の世界コンクールへ、製菓コースの生徒たちが見学に行きました。1月27日(水):上記と同じ催し物の一つ、第7回のボキューズ・ドール(これはボキューズ人形の事ではなく,このボキューズ氏主催の料理コンクールに優勝すると、金(オール)のトロフィーが与えられる事から「ボキューズ・ドール」と呼ばれています)に、調理コースの生徒たちが見学に行きました。1月28日(木):4セリ開始。4セリの料理・菓子のほとんどが、外来講師の先生方の各店のスぺシャリテとなります。1月30日〜31日:ワインクラブの面々がブルゴーニュへ試飲旅行をしました。葡萄畑で生産者の方に葡萄栽培のやり方を説明してもらい、現在の冬の仕事である剪定までやらしていただいたようです。またヴォルネーの生産者Domaine de Voillot(ヴォワイヨ)では醸造の説明と、5種類のポマールの試飲をし、また特級酒街道では、畑々でその地のワインを14種類試飲したようです。ちなみに試飲したそのいくつかの銘柄は、BIENVENU BATARD MONTRACHET、CHEVALIER MONTRACHET、CORTON CHARLEMAGNE、VOSNE ROMANEE、CHAMBOLE MUSIGNY、CHAMBERTIN CLOS DE BEZE と、垂涎の的のワインばかりだと聞きました。1月31日:VILLEFRANCHE SUR SAONEでこの日コンスクリ(Coscrits)のお祭りがありました。今年10歳20歳30歳と切りのいい年になる人々のお祭りです。それぞれの年代が別々の色のリボンをつけ、タキシードとシルクハットに身を包み、町の大通りを波のようにうねり歩いて、楽しく騒ぐお祭りです。1月31日:生徒が4名フランス人家庭に招待されました。今期最後の家庭招待です。(松岡)



トピック

<ボキューズ・ドール>

2年ごとに行われているリヨンの「食産業サロン」が今年も1月23日から27日の5日間開催されました。このサロンの催し物の目玉ともなっている料理コンクールが「ボキューズ・ドール(Bocuse d'Or)」。今年は第7回を数え、今世紀最後のコンクールとなりました。参加国22、それぞれの国から選手1名、審査員1名が参加し、審査員の中で著名なところをあげると、フランスのゲラール、ベルギーのヴィナンツ、イタリアのマルケージ、スペインのアルサックといったところでしょうか。日本からは新宿の京王プラザホテルの常務で総料理長の緑川氏、選手は新橋第一ホテルの筧氏が参加されました。残念ながら日本選手は入賞できませんでしたが、エクレールの研修生を助手に、奮闘されました。優勝はノルウェー、2位がフランス、3位がベルギーという結果でした。(中野)





赤ワイン"シャトー・ド・レクレール"



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