www.tsuji.ac.jp 辻調グループ校 学校案内サイト www.tsujicho.com 辻調グループ校 総合サイト blog.tsuji.ac.jp/column/ 辻調グループ校 「食」のコラム


テンパリングの温度

チョコレートに含まれるカカオバターには、性質の異なる結晶型があり、溶かした物をそのまま使用しただけでは製品に艶がなかったり、後で表面に白い模様(ブルームと言う)が出たり、食べた時にざらついた感じがする。艶良く固め口溶けの良い物にするには、テンパリング(温度調節)が不可欠となる。

左側… 溶かした物をそのまま放置した物。白い筋が出ている。
中央… テンパリングした物。しっかり艶良く固まっている。
右側… テンパリングした後に、温度を上げすぎた物。固まりが遅く、軽く触れるだけでもすぐ溶けてしまう。
チョコレートのテンパリングするときの温度は、チョコレートに含まれるカカオバターの量によって違ってきますので、使用するクーベルテュールの包装紙に明記してある温度に従って下さい。明記してない場合は、以下の温度を参考にして下さい。


スイートチョコレートは45℃まで上げ、27℃に下げ、30℃で使用する。
ミルクチョコレートは40℃まで上げ、26℃に下げ、29℃で使用する。
ホワイトチョコレートは40℃まで上げ、25℃に下げ、28℃で使用する。





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