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須山先生 | | カシスが爽やかでおいしいね。もっとも僕は料理が専門ではなくて、フランス校では語学や歴史などを教えていた先生だから、あまり専門的なことは言えないけど(笑)。それにしても、マイケルジェイズ倶楽部はとことんパイにこだわってるみたいだね。 |
奥田シェフ | | スポンジのケーキは一切置かない、というのがオーナーの意向なんです。 あくまでパイ生地路線を前面に出して、手を広げすぎず、この店だけのオリジナルの味を大切にしていきたい。それに、大手にはできない手づくりの持ち味こそがうちの魅力ですから。僕自身も機械でできるようなことはやりたくない。手間ひまをかけても、ひとつひとつていねいにつくっていく。それが他との差別化にもつながると思っています。そうやって、”パイといえばマイケルジェイズ”と言ってもらえるようになりたいですね。 |
須山先生 | | 徹底してるね。とくにケーキ屋さんの激戦区といわれる阪神間で生き残っていくからには、それくらいのこだわりが必要なんだろうね。で、毎日パイはどれくらい作ってるの? |
奥田シェフ | | 約20種類のパイを1台から2台。もちろん冷凍生地なんか使わず、全部手づくりです。毎朝、これだけ作るのは正直言ってしんどいですよ(笑)。 |
須山先生 | | 確かに保存もできないし、絶対大手には真似できないよね。それにしても毎日ほとんど売り切れというのはさすがだね。 ところで話は変わるけど、君もマイケルジェイズに入ってもう15年。例えば自分で店をやろうとかは考えてないの? |
奥田シェフ | | いや、最近のようにこれだけケーキ屋さんが増えてくると、そう簡単にはできないですよ(笑)。それよりここではマネージャーとして、オーナーと一緒に経営に参加させてもらっているという感じですから、とにかくこの店を軌道にのせて成功させるのが一番。そして早く次の展開へと移りたい、というのが僕の目標ですね。 |
須山先生 | | なるほど。じゃ、今後の計画もいろいろとあるようだから、これからも君ならではのマイペースで頑張って。マイケルジェイズ倶楽部の発展を楽しみにしています。 |
須山先生からひとこと
 | 阪神大震災の後、「マイケルジェイズ倶楽部」もやっと復活。嬉しい限りです。17才でフランス校にやって来た奥田君ももう31才になって「マイケルジェイズ倶楽部」にはなくてはならない存在になったようです。 私が知る限り、常にマイペースで仕事をやってきた彼のことですから、これからもきっとひょうひょうと素晴らしい仕事をこなし、おいしいパイ菓子を提供し続けてくれることでしょう。頑張ってください。 |
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