No.1「旬」のはなし 

さて、「旬」は<最もおいしい時期>、<最も豊富に出回る時期>などいろいろな定義を当てはめて語られますが、非常に難しい問題です。

旬は場所によって変わる。
 すなわち場所と時期の関係で、「いつの時期のどこどこの何々がおいしい」また、「いつの時期になるとどこどこで何々がたくさんとれる」となります。

旬は時代とともに変わる?
 俳句の季語に昔ながらの旬が表現されているとすれば、栽培法の変化や品種改良、物流の進歩、輸入品の増加などの影響で必ずしも現在の旬とは一致しないという、時代を感じさせる事実も見い出せます。

旬は調理法によって変わる。
 調理法によっても、油を落としながら焼いて食するのと、そのまま刺身で食するのでは同じ魚でも「旬」は変わってくるのかもしれません。

旬は使用する部位によっても変わる。
 同じ物でも利用する部分で旬が違う、と考えることもできます。たとえば、魚卵などは産卵の時期にしかとれませんし、逆にその時期の身は最悪です。

旬は各個人で違う。
 個人差で言えば、「安くておいしい時期」、「いくらお金を出してもいいから、とにかくおいしくいただける時期」、また「出回りの初期(はしり、初物)」と人によっても旬は違ってきます。

等々いろいろとありますが、この際いろんなことを総合して、自分の「旬」を決めてみませんか。