OSAKA

「てんぷら」の実習に挑みます!

高度調理技術マネジメント学科

2025.06.05

高度調理技術マネジメント学科は、3年間かけて学ぶ学科です。
学生達は1年間で和・洋・中の基礎を学び、進みたい進路に進級します。
今日は2年生の日本料理「高度調理基礎実習」の授業をご紹介します。

2年生に進級し、そろそろ2か月が経ちました。
今日の高度調理基礎実習は「てんぷら」です。
前日に調理技術理論で「てんぷら」を学び実習に挑みます。
上手く仕上がるかワクワクしますね。

まず、「てんぷら」の仕込みをします。
上手に海老の処理が出来るでしょうか?

次にてんぷら衣を合わせ、油の温度を確認し揚げてみましょう。
ドキドキしますね。


あれ?海老のてんぷらが曲がってしまいました。
衣もなんだか薄いですね。


こちらの衣は重そうです。何故こうなるのでしょうか。


ではもう一度、先生の説明を聞きましょう!!
みんなメモを取り、真剣な表情です。


海老が曲がってしまったのは下処理が原因でした。
衣は、混ぜ過ぎが原因です。
もう一度下処理からやり直しです。

このように何度も何度も練習をし、先生に質問を重ねながら学びます。
1日でこんなに上手に揚げられるようになりました!
とっても美味しそう。

色々な味の塩があります、みんなで試食をしましょう!
黒色の塩はどんな味がするのかな。

ではせっかくなので、4月からの授業も紹介します。
みなさん、この材料が何だかわかりますか?


正解は「鰹節(かつおぶし)」です。
高度調理技術マネジメント学科は、1年生から3年生まで削りたての鰹節を使います。
みんなで鰹節の削る前の準備をしましょう!
最初に先生の説明を聞きます。



上手に仕上がり、留学生がとても嬉しそうです。


次は、お正月のお節料理にも使う「黒豆密煮」を作ります。
この黒豆は、お節料理だけでなく、1年を通して調理実習や調理技術理論で使います。



ビン詰まで仕込み、1年分を作ります。
仕上がりまで1週間かかりました。授業で料理する日が待ち遠しいですね。

別の日の「握りずしの授業」です。



また別の日は、一人一匹鯛をさばき、造りの盛り付けまで仕上げます。


5月の最終週は、実習で「すっぽん」をさばきます。
朝の9時15分からみんな頑張っていますね!

6月には、「鱧(はも)」の実習授業が待っています。
毎日の授業で色々な食材を使い、焼き物のタレ、ポン酢、土佐醤油や梅干しなども学生が手作りします。
高度調理技術マネジメント学科は、学年で1クラスだけの学科です。
その1クラスを和・洋・中と分かれるため、少人数でじっくり学べる学科です。
是非見学に来てください。

~プロフィール~
辻調理師専門学校 日本料理
若林聡子

日本の四季の美しさを料理で表現する事がとても楽しいです!
高度調理技術マネジメント学科では、四季折々の料理をじっくり学ぶ事が出来ます。