日本料理のブログで授業見学87 グループ実習「正月料理!」後編
正月料理の後編です。ここでは仕上げ〜試食風景をアップ!
窪田くんが切っているのは「黒豆のゼリーよせ」
お正月には黒豆食べるよね。
それの応用でシロップにつけた黒豆をゼリーで固めたもの。
意外ときれいに切るのが難しいのです。
多田さんが見守る中、慎重に、慎重に切ります。形くずすなよ!
五色なますが仕上がりました。
「原、おれに味見さして!」
「ええよ」
まずは前菜9種盛りと雑煮を同時に12時15分までに仕上げることがルールです。
時計を見れば12時7分!スピードアップや!
今日の前菜はお正月らしさを演出するため、金箔をあしらいます。豪華です。
並行して雑煮用の丸餅を焼きますが、写真を比較してみよう。
上の餅は適度な焼き色と形よくふくれているね。これは良い状態◎
餅は焼けばふくれるのは当たり前だけど、ふくらみすぎては盛り付けしたとき美しく見えません。
下の写真は焼き色というか焦げてます×
これでは苦味を感じます。いい状態とは言えませんね。
「急げ、急げ!もう12時13分や!」
雑煮はあつあつで仕上げることが最優先。
餅を盛る人、汁を張る人など役割を決めて仕上げるとスムーズです。
これを「流れ作業」というんだ。
盛り付けの仕上げは、松葉の形に切った柚子と練りからしをチョコンと盛れば
関西風白みそ仕立ての完成です。
さあ、食べよう!完成時間は12時14分!ギリギリ間に合った!
「忘れんうちに写真撮ろ」「雑煮熱々で仕上がってるわ」
「9種盛り付けると奇麗やね」「前菜食べるのもったいなくない」
「先生!ぼく餅大好きです。」ビョ〜ン
「毎日でも食いたいわ。」
前菜、雑煮の試食も終わり次は焼き物と茶粥を同時に仕上げます。
小畑くん、伊藤くん美味しく焼いてくれよ!
プロ仕様の焼き床は火力が強く、焦げやすいので注意やで。
焼き上がればすぐに串を抜き、アツアツを盛り付けます。
焼き物と並行して土鍋で炊いた「茶粥」が炊き上がりました。
適度な粘りが出ておいしそう~お茶で炊いてるから色も茶色ね。
炊き立ての茶粥。
「味付け誰がする?」「やっぱりここは遠山やろ〜」
このグループでは味付けに関しては遠山くんの信頼が厚いのです。
「よし!やってみるわ」
遠山くんの味付けはどうかな?
「遠山、味うすいわ〜」「もっと塩いれな〜」
「明日から遠山味付け禁止!」ボロクソ言われてます(笑)
中川さんも塩味が足りなかったみたい。塩いれます。
実はとても仲良しグループです。◎
グループごとに仕上がり時間は多少はズレはあるものの、平均してスムーズに仕上がっています。
マナガツオの幽庵焼き、ホクホクした食感が持ち味です。
渡邉さん、満足ですね。顔を見ればわかります(笑)
最後はデザート、抹茶クレームブリュレの仕上げです。
抹茶生地の上に砂糖を振り、上からバーナーで焼きます。
「ゴー〜」と音がします。
「浅田!焼きすぎやろ」「真っ黒やん」
「これくらいが香ばしくてうまいねん!まかせろ!」」
浅田くんの言う通りこれくらいしっかり焼いた方が、ほろ苦く仕上がりバランスよい味となります。
絶対うまいよ!
となりのグループでは・・・
岡田くんの笑顔を見れば完成度が想像できます。
隣の長田くんは2人前食べました。
お疲れさまでした。