日本料理のブログで授業見学94 グループ実習「松花堂弁当!」
今日のグループ実習は9:10~16:20まで一日中使って「
まだ1月で寒い中、
弁当といえば弁当箱に盛りつけるため温度は冷めていて当たり前だ
松花堂弁当は違います!
写真を見て!弁当箱は四つに仕切られていますが、
ご飯、煮物は熱々が理想。色彩、
1つの弁当箱に盛られた料理の温度帯にメリハリをつけることが大
松花堂弁当は持ち帰りするものではなく店の中で食ることが前提で
そのため盛り付けは空間をいかしています。
これを持ち運んだらせっかくの料理がぐちゃぐちゃに崩れますよ。
本日の学習目標は、それぞれの料理、
自分たちで作った弁当の評価は別のグループにしてもらうため、
いつも通りまずは実習で使う食材を集めます。
「これが若ゴボウかぁ~はじめて見たけど、
今日は緑色の茎も料理してくれよ!
食材も揃い、伊藤くんと中川さんで段取りを確認!
「中川さん、さし身はどのタイミングで盛り始めますか?」
「
「
この魚は「鰆(さわら)」
白身魚ですが鯛やヒラメとは違い身の質がしっとりとしています。
特に焼き魚として味噌漬け、
これまで鰆を卸す機会は少なかったのですが、
鯵はこれまで全員が相当練習してきました。
このレベルなら就職先でも充分に任せてもらえるぞ!
これも春を代表する食材で「細魚(さより)」と言います。
細いだけでなく銀色に輝くボディーに口ばしが長くカッコいい!
ところで「あなたは細魚のような人だ」
取りようにもよりますが、嬉しいような、
細魚は外見は良いが腹が「真っ黒!」なのです。
人に例えると「
こんな「腹黒」な魚も珍しいぞ!
松下さん細魚を卸すのは初めてですが、
素早く卸せます。「スッー」といった感じ。
実は細魚は肉質がしっかりしているため肉質が柔らかいサンマの方
次も春によく使われる「白魚(しらうお)」です。
写真ではサイズ感がわかりずらいけど1尾10センチくらいありま
生の白魚はとても高価で100g、1,000円も値が付きます!
今日は細かく砕いたおかきをつけて油で揚げます。
細魚と同じく白魚も人に対する例えがあります。
女性の、
「あなたの指は、半透明で細長い白魚を思わせるような美しい指で
写真の指は小川先生の指です。「
食材の話しが長くなりましたが、
大根の桂むき!この後、鰻のかば焼きを巻いて煮物となります。
これは甘辛く味付けしたコンニャクと焼いた長ネギを串にさします
この後ネギの上には特製味噌が塗られます。
ゆでたタケノコに金串を刺して火通りを確認する浅田くん「
蒸し上がった玉子豆腐。表面がツルッツルで美しい。
この後、吸物に使います。
おいしい鰻のかば焼きは、写真のように皮側をしっかりと焼く!
なぜだ?鰻は皮に臭みが多いため、
この後、大根で巻いて煮るよ。
1グループ鰻のかば焼き2尾使うけど、
しっかり焼くのは皮側だけです。
下に見えるかば焼きくらいが丁度おいしいのです。
鰻かば焼きは薄くむいた大根で巻きます。
「繊細な仕事やなぁ~
「そうか、俺は好きやけど」
これも春の食材、そら豆!サヤからゴロンと大きな豆現る!
手先の器用な多田さんがやっているのは「より人参」
桜エビを油で揚げてます。170度で30秒で丁度良い状態に揚り
実習室に香ばしい~海老の香りがたまりません。
この後、
そろそろ仕上げの準備に移ろう!
後編は次回アップします。