LE BISTROT DU POTAGER(ル・ビストロ・デュ・ポタジェ)
リヨンと言えばBouchon(ブション=リヨンの郷土料理をたっぷりと安く提供してくれるお店)が有名ですが、
今回紹介するのは南仏の香りを取り入れ、さらにたっぷりの量とは程遠いスペインのTapas(小皿料理)
から取り入れたサーヴィスが特徴のお店です。
リヨン市庁舎のある地下鉄「オテル・ド・ヴィル」からソーヌ川に向かい、歩いて10分足らずのところにある
「Le bistrot du potager」が今回のお店です。
リヨン名物のひとつTrompe l'œil(トロンプ・ルイユ だまし絵)が描かれているビルの向かい側が目印です。
お店の正面 だまし絵
ボキューズさんもいらっしゃいます!
元はカフェだったところをそのまま使っているので、店内はそのままの雰囲気を残しています。
入り口からすぐの大テーブルに案内されました。
さてメニューはというと、テーブルの中央に置かれた黒板の手書きの料理名から選ぶ仕組みです。
壁にも黒板はあります。
黒板のメニュー1 黒板のメニュー2
店内 バーカウンター、2階もあります
どれもTapasですので、値段は5ユーロから10ユーロ前後の料理がほとんど。昼食であれば
ひとり2皿で軽い食事といったところでしょうか。しっかりと食べたければ4皿くらいは注文できる量です。
3~4人で行くと料理とともにひとりずつ取り皿が来ますので、何となく居酒屋感覚ですね。
<料理の紹介>
Carpaccio de canard à la proven?ale 5€
薄く切った生の鴨胸肉にトマトソースやケイパーをちらして、バージル風味のグリーンソースが
味のアクセントになっています。
Pétoncles gratinées 13€
日本ではアカザラガイと呼ばれる帆立貝に似た小さな貝柱にパン粉や香草をのせて
たっぷりのバターでグラタンにしています。残ったソースをパンにからめて食べても美味しいですね。
Tentacule de poulpe a la provencale 8,5€
昔のリヨンではお目にかかれなかったタコの足をソテーにしてトマトソース、
バージルソースがかけられています。
Dégustation de bavette BLACK ANGUS 14€
ブラック・アンガス種のバヴェットのステーキです。シャントレルというきのこが添えられています。
他にもソーセージ、ハムの盛り合わせ、チーズの盛り合わせなどがあり、がっちりと食べたい人には、
ポテトフライたっぷりのハンバーガーセット(15€)もあります。
料理の後はデザートですが、どれも工夫を凝らしていてとてもビストロとは言えない盛り付けでした。
Fondant au chocolat
Mousse au passion caramel à la fleur de sel et marbré
Soupe de tapioca au lait de coco, vanille et ananas
みんなで食事に行くのは楽しいですが、さて料理はどのように注文したらいいのだろうか?
できるだけいろんな料理を楽しみたい。そんな思いをかなえてくれるお店でしょう。
普通のビストロ料理のコースが希望であればすぐ隣にシックでモダンなテーブル席のレストランもあります。
2階席から見た店内
料理そのものに個性を発揮するお店もあれば、提供の仕方にそのお店の特徴を表現している、
そんなお店もあるんですね。
LE BISTROT DU POTAGER
住所 : 3, rue de la Martinière - 69001 Lyon
Tél : 04.78.29.61.59
HP : http://www.lebistrotdupotager.com
定休日:日曜日、月曜日