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辻調グループ フランス校

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【フランスの国民食を学ぶ!】フロマージュ(チーズ)講習 M. Benjamin CROZAT(バンジャマン・クロザ氏)

フランス校教壇から

2025.05.12

 フランス校には「専門講習」というワインやフランスの食材を学ぶ授業があります。今期第一回の専門講習はフロマージュ(チーズ)についてです。日本ではなじみのあるチーズというと限られた種類になると思いますが、フランスでは国民食と言えるほど浸透している食材、食文化です。たくさんの種類があり、全てを把握するのは難しいほどですが、スーパーマーケットに行くだけでもたくさんのチーズを見ることができます(ヨーグルトなど、乳製品売り場がとても充実しています)。
今回の講習には「Ecole française du fromage(エコール・フランセーズ・デュ・フロマージュ)というチーズの学校のBenjamin Crozat(バンジャマン・クロザ)氏に来ていただきました。こちらの学校はチーズに関わる仕事をする人たちのためのもので、クロザ氏は主にセールスコンサルタントの仕事をしています。かつてはリヨンで有名なフロマージュリーMONSモンスなどにも勤務されていました。



クロザ氏はチーズを熟知しているのみならずチーズに対するパッションにもあふれており、研究生の皆さんに一つでも多くのことを伝えようとしてくださいました。チーズができた歴史から、チーズの製造方法、いろいろな種類についてのお話がありました。チーズを作るミルクも牛乳だけではなく羊やヤギのものも使います。ミルクを固めて早めに食べるフレッシュタイプのものから時間をかけて熟成させるハードタイプのチーズなどたくさんの種類がありますが、今回の講習では6種類を試食しました。



日本で食べたことのあるものに近い食べやすいものから、なかなか香りが強く手ごわいものまで(笑)いろいろな種類がありますが、食べてみておいしい!との気づきがあった人もいたようです。ワインと合わせて食べるのも楽しいチーズですが、それぞれのチーズの産地に近いところで作られたワインを合わせるのが秘訣とのお話もありました。

フランス全国にチーズの名産地があります。旅行をした際に各地のチーズを試食してみるのもよいですね。その地域でしかお目にかかれないものもありますので、フランスに来た醍醐味!としていろいろなチーズを試していただきたいと思います。フランス校では通常の食事でもフランスのチーズを食べる機会がたくさんあります。お楽しみに。