■ジョルジュ・ブランの新ビストロ


アン県にある「ブレスの鶏」で有名なブル・カン・ブレスの町。この町で唯一、1999年度版ミシュランで1ツ星の評価を受けている『ジャック・ギー』というレストランがある。そのレストランを今年8月、3ツ星シェフとして名高いあのジョルジュ・ブラン氏が引き継ぎ、ブレッサン(“ブレス地方の”の意)スタイルのビストロとして再スタートさせることになったようだ。このビストロは、同じくアン県のヴォナにある3ツ星レストラン『ジョルジュ・ブラン』、ビストロ『ランシエンヌ・オーベルジュ』、サン・ローラン・シュール・ソーヌにあるビストロ 『サン・ローラン』に続いて、ジョルジュ・ブラン氏の経営する4つ目の店舗となる。
「ル・シェフ」誌10月号によると、オープンは'99年12月。店名は『シェ・ブラン』になるもよう。98フラン、160フラン、240フランの3つのメニューを予定しており、平均的な客単価は220〜230フランを見込んでいる。この新しいビストロを担うのは、レストラン『ジャック・ギー』から引き続き勤務する6名のスタッフ(厨房3名、サーヴィス3名)に、新たにサーヴィスの責任者と、ヴァンサン・ラグランジュ氏を迎えた新チーム。ラグランジュ氏は、『サン・ローラン』、そして『ジョルジュ・ブラン』で腕を振るってきた料理人。先の2店舗と同様、「ジョルジュ・ブラン流エスプリ」で訪れる客を暖かくもてなしてくれることだろう。
気になるミシュランの評価だが、「ロテルリー」紙のインタビューでブラン氏は、「“ビブ・グルマン”を目指している」と答えている。“ビブ・グルマン”とは手の込んだ料理を手ごろな値段で提供しているレストランに与えられるミシュランの評価のひとつ。星マークではなく、ミシュランのマスコットキャラクターである“ビバンダム”の顔マークで表記される。
フランスで先日発売された2000年度版「ゴー・ミヨ」でもすでに紹介されており、まだ点数こそついていないが、「鴨のモモ肉のコンフィ、ブレス鶏のクリーム煮をお忘れなく」というコメントもあって、いまから開店がとても楽しみなビストロだ。アラン・ピック氏の新しいレストランとともにぜひチェックしたい。


佐藤 重文






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