涼を慕っているユウキが「レーブ」に出入りの八百屋「八百善」の息子 という設定なので、
ドラマの厨房にはよく野菜が置いてあります。
中には、日本の食卓にはまだ珍しいものもあるので、
今回は そういった、フランス料理で使われる野菜についてみてみましょう。

<参考資料・・「プロのためのやさしいフランス料理」柴田書店 「食材クッキング事典」学研他>



アーティチョーク(アルティショ artichaut)


日本名は朝鮮あざみという植物で、普通のあざみとは姿形は同じで
大きな紫の花が咲きます。食用にするのは、花が咲く前のその大きなつぼみ。
まるごとのゆでたてを、がくを一枚ずつはずしてドレッシングにつけて
がくの下のほうを歯でしごいてたべるのが、アーティチョークならでは。
がくを食べてしまったら、がくのついていた花托(かたく)という部分も食べます。
しかし一般にレストランなどでは、この花托だけを料理に使います。
中央がくぼんだ形を利用して、詰め物をしてオードブルにしたり
一口大に切って肉料理の付け合せにしたりします。



エシャロット


フランス料理には欠かせない、小型で縦長のたまねぎのの近縁種。
風味はたまねぎよりはっきりしており、薄切りにしたり、刻んで
出し汁やソース、煮込み料理などの風味を良くするための香味野菜として
主に魚介料理やソースに使われる。



ポロネギ(ポワロ)


地中海沿岸原産のねぎ。フランス名ポワロー、日本ではポロねぎ、などともよばれる。
日本の長ねぎを太くしたようなもので、一見下仁田(しもにた)ねぎに似ているが
葉は扁平で厚い。上の緑の濃い部分を切り落とし、下の白い部分をエシャロット同様、
香味野菜として用いるほか、そのものをグラタンやスープ、蒸し煮などに調理する。



フヌイユ(フローレンスフェンネル)



地中海原産で、50-80cm丈で、ハーブやスパイスに使うフェンネルの亜種で、
葉柄が肥大したもの。この肥大した部分を食用にする。
清涼感のある甘い香りが特徴で1枚ずつはがして
生のままサラダにしたり、スープ、蒸し煮、また肉と一緒に煮込んだりする。







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