

フランス語で”ブラン”は「白い」、”マンジェ”は「食べる」という意味。その名のとうり真っ白に出来上がる冷たいお菓子です。 アーモンドを使うのがオリジナルですが、ココナッツやごまの風味でもおいしく頂けます。
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かしまし娘の<ブランマンジェよもやま話>
K:ブランマンジェって種類分けすると、どこに分類されるかなぁ?
M:うーん、ゼラチン入れて固めるけど、ゼリーじゃあないし、生クリームが入ってるけどババロワともちょっと違う。その間かなぁ?
O:そもそもどこのお菓子なん?
M:フランスのランドック地方やモンペリエで作られたとか聞いたことがあるけど。
O:ゼラチンで固めるの?
M:うん。そう。
O:やっぱりそうかぁ。じゃあ私が昔作ってたあれは何やったんやろう?小学生から中学生になるくらいの頃、参考にしてた本ではコーンスターチを使って作ってたんよ。
M:それ、イギリス!
O:あー、イギリスなんやっ。
M:フランス風のはゼラチンで固めるし、生クリームも入るけど、イギリス風のは牛乳のみでコーンスターチを使って作ってたんよ。
K:へぇ。でもそんな昔にブランマンジェ作ってたんやなあ。
M:私なんて、学校で初めて知ったお菓子やった。
O:私が持ってた本が変わってて、そういうマニアックなものまで載ってたんよ。で、何故それを作る気になったかというと、チョコレートソースがかかってたから。それだけ(笑)。
M:チョコレート好きやったなぁ。
O:うん。今考えたら、そんな濃い味のソースってブランマンジェの味自体を殺してしまうんやけど・・・。
K:私も昔、写真で見て「美味しそう」と思って作ったけど、牛乳にアーモンドの香つけて固めて・・・「これって杏仁豆腐?」と思って以来二度と作らなかった。
O:でも、ブランマンジェって、本当は牛乳じゃなくてアーモンドを絞って出てくる白い汁を使うんよね?
M:あー、アーモンドミルクよね。
O:でもそれって、沢山用意するには大量のアーモンドが要るから、それに近いものってことで、マジパン(アーモンドと砂糖で作ったペースト状の製菓材料)を水に溶かして絞った白い水で作ったことがあった。
K:ほぉー。
O:ほんとにすごいアーモンドの味がして、これかっと思った。
M:今は、作り易さとか食べ易さで、牛乳を使うようになったんやろうね。値段も易いし。
K:今回はエッセンスだけで香を付けるんじゃあなくて、アーモンドを使ってるんよね?
M:うん。牛乳で煮出して、アーモンドの香を移す方法でやってる。エッセンスを使うより、まろやかで風味がよくて美味しいから、ちゃんと煮出して、しっかり絞って、牛乳に香を移して欲しい。
O:フランスで、ブランマンジェを作ってるお菓子屋さんってあるの?
M:見たことない。でも、レストランのデザートにはあるよ。
K:私はどこででも見たことない。
M:軟らかい、日本でよく見かけるタイプのゼリーって、フランス人はあんまり食べないから。
O:日本人はゼリー系のものが好きやから、お菓子屋さんでも見かけたりするけど、フランスでは見たことないと思って・・・。
M:フランスでは菓子屋にはないなあ。フランス校のキャメラ先生が、「日本人はゼリー系が好きだね。」って言ってたくらい、日本ではよく見るけど。
K:オリジナルはアーモンド風味やけど、この頃はバリエーションも多いよね。
M:うん。ココナッツや胡麻、ライチなんかもある。牛乳に移す香を変えると色々出来るよ。
K:もとはすごく杏仁豆腐に似てるけど、違いは?
M:生クリームが入ることと、その生クリームの状態で、食べるときの食感が変わることかな。全く生クリームを泡立てないで加えると、ツルンとした感じになるし、泡立ててから加えると、少しふんわりした感じになる。
O:杏仁豆腐との違いに口溶けもあるよね。
M:杏仁豆腐は寒天で固めてるから、口の中でサクサクと崩れるように溶ける。ゼラチンで固めたブランマンジェは、すぅーっと溶けていくような感じ。
O:似てるけど、やっぱりちょっと違うよね。ソースを添えるとまた変わるし。
M:うん。でも、ソースはあまり強すぎる味のものはやめて、一番何にでも合う、アングレーズソースがいいと思う。フルーツを少し添えたりしてもいいしね。お皿に盛り付けて、ソースやフルーツできれいに飾って、オリジナルのデザートに仕上げてみて下さい。