1話には何度かオムライスが登場しました。
「キッチンマカロニ」のものはもちろんですが
なつみの回想シーンや、なつみが健一郎に拉致?される時に
ランチを食べていた大きなレストランでも
オムライスを食べていましたね。
こうしたオムライスの数々も辻調の先生方が作りました。



少ししか写っていないのでわからなかったと
思いますが、なつみの回想シーンのオムライスは
「キッチンマカロニ」のものと同じ、薄い卵焼きでチキンライスを巻いてデミグラスソースをかけたもの、
レストランで食べていたのは、チキンライスに
オムレツを乗せてから切れ目を入れて広げた
ものに、ケチャップソースをかけたもの、でした。

ちなみに、このレストランシーンで、エキストラが
ステーキやパスタ、サーモングリルやカレー、パフェなど
食べていた料理も、辻調の先生方の作られたものでした。
(ほとんど写っていなかったですけど・・・)
 







そんなわけで、1話はオムライスがたくさん登場しました。
ごらんになった方もいらっしゃるかと思いますが
この番組の番組宣伝ポスターや、TVの予告編でも
オムライスは登場しています。
こうしたものも含め、1話全体で作ったオムライスの数は
おそらく200個前後。
特にポスター撮影では、形、色、大きさ、そして
デミグラスソースのかかり方まで

こだわったので、10数個作り、その中から「これは!」という
1個を厳選しました。
オムライスは1個あたり3個の卵を使いますので
単純に計算して600個以上の卵を使ったことになります。
もちろん作ったものは、それぞれ使わなかったものも含めて
スタッフや関係者でおいしく完食しています(笑)
どうでしょうか、その苦労が実って、みなさんに
「おいしさ」が伝わっているでしょうか?





「キッチンマカロニ」のオムライスは、
ふんわり焼いた卵で、やわらかく仕上げたチキンライスを
包んでデミグラスソースをかけています
チキンライスはトマトソースを多めに入れて
スプーンを入れたときに、はらりと崩れる程度に
仕上げると、口に入れたとき絶妙の食感が得られます。


 





 



4人分
卵……………………12個
デミグラスソース………480ml
白飯…………………600g
鶏もも肉…………………150g
玉ねぎ…………………60g
ピーマン…………………2個
トマトケチャップ…………………50ml
トマトソース……………………150ml
(またはトマトジュース100mlか
トマトケチャップ80ml)
リーペインソース…………………50ml
バター
サラダ油
塩、コショウ

1.チキンライスを作る。
 
(1)鶏もも肉を1cm角くらいに切り、塩・こしょうで下味をつけ、フライパンにサラダ油を敷いて軽く色づくくらいまで炒める。
 
(2)タマネギ、ピーマン1cm角くらいに切り、(1)に加えさらに炒める。
 
(3)温かい白飯(冷めていたらさっと水で洗う)を加え炒める。
 
(4)トマトケチャップとトマトソース、リーペインソースを加えて、塩・こしょうで味を調え、とろっとした感じに仕上げる。


2.デミグラスソースを作る。

 
(1)ベーコン、タマネギ、ニンジン、セロリの角切りを適量しっかり色づくまで炒める。
 
(2)赤ワイン(適量)を加えて煮詰め、デミグラスソース (市販のもの)と水を加えて煮込む。
 
(3)仕上げにトマトケチャップ、リーペインソースを加えて好みの味に整える。


3.オムライスを仕上げる。
 
   
(1)フライパンにバターを熱し、塩、こしょうをした卵を入れる。   (2)半熟状態まで火が通ったら、チキンライスを均等に置く。   (3)フライパンを動かしてチキンライスを卵で巻き込む。
         
       
(4)皿に盛、デミグラスソースをたっぷりとかける。        

★テフロン製のフライパンを使います。卵を半熟状までかき混ぜ中央にチキンライスをオムレツの形に置きます。両側を折り返すようにゴムベラなどで折り畳み皿に裏返して置きます。最後はペーパータオルなどで包み、形を整えてもよいでしょう。

レシピ&コメント
辻調理師専門学校 西洋料理主任教授 杉山忍
 

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