かつて羽振りの良かった頃に食べにきていた佐々木という客が
5年ぶりに食べにきて、「同じ味だ」と純三郎が
作ったデミグラスソースに感動するシーン。

ハンバーグステーキは「キッチンマカロニ」の
定番メニューですが、これまであまり脚光を浴びて
いませんでした。

家庭でもポピュラーなハンバーグですが、
「キッチンマカロニ」では
牛肉と豚肉の合い挽きを使い、しっかり炒めた
玉ねぎのみじん切りを合わせることで、味に
深みが出しています。
肉のうまみを逃がさないためにも
しっかり練るのがポイントです。

そして半熟に仕上げた目玉焼きを乗せて
潰しながら食べると、またいっそうおいしさが
アップします。もちろん全体の味をまとめるのは
特製・デミグラスソース!

 






旧友の江木に頼まれて、勇二郎はいつもの巻くタイプとは
違う、チキンライスの上に乗せたオムレツを割って
仕上げるオムライスを作りました。

通常、この手のオムライスは、割った仕上げに
デミグラスソース(多くはトマトケチャップ)をかけて
終わりですが、勇二郎が作ったのは、更に、オムレツを
割ると中からデミグラスソースが出てくるというスペシャル版。

さて、どうしたらデミグラスソースが中から出てくる
ように作れるのでしょう?
ここで種明かしをしてしまうのも興をそがれる
でしょうから、ヒントだけ。

<シュークリームの皮を横半分に切らずに
 クリームを詰める方法とは?>


  



 



4人分
牛挽肉…………………………400g
豚挽肉…………………………150g
タマネギ(みじん切り)……250g
バター…………………………15g
生パン粉………………………40g
牛乳……………………………50ml
卵………………………………1個
赤ワイン………………………30ml
ナツメッグ……………………少量
塩………………………………7g
こしょう
デミグラスソース……………400~500ml

卵………………………………4個

付け合わせ
キャベツのコールスロー
ポテトサラダ
(じゃがいも・きゅうり・にんじん・マヨネーズ)
キュウリ(薄切り)…………3枚
トマト(くし形切り)………2切れ

 

(1)ボールに牛挽肉、豚挽肉を入れ、よく混ぜる。   (2)タマネギをバターで少し色づくまでじっくりと炒める。   (3)別の小ボールに生パン粉と牛乳を合わせておく。
         
(4)1のボールに(2)(3)を加え、しっかりと練り込むように混ぜ合わせ、卵・赤ワイン・ナツメグ・塩・こしょうを加えてよく混ぜ、味を調える。   (5)1人前160~180gの大きさにまとめ、油少量(分量外)を付けた手のひらの上で小判状に整える。   (6)フライパンにサラダ油を熱し、中火で両面に焼き色を付け、蓋をして、肉の中心まで火を通す。
         
(7)付け合わせを盛った皿に焼き上がったハンバーグを乗せ準備しておいたデミグラスソースをたっぷりかける。   (8)別のフライパンで目玉焼きを作り、(7)の上に乗せる。    

※昼の人気メニュー「Aランチ」の場合は、1個を90gに成形する。
 付け合わせは上記のほかにスパゲティ・ナポリタン、
エビフライ(2尾)、チキンライス(目玉焼きは無し)



★ハンバーグステーキのおいしさは、食べた時の柔らかさと
ジューシーさです。これをタマネギと生パン粉の分量で
調節しましょう。

レシピ&コメント
辻調理師専門学校 西洋料理主任教授 杉山忍

 

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