プロの隠し技

お菓子

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こつ 卵は、必ず湯せんして泡立てる
解説
卵は、卵白だけなら湯せんをしなくても非常に泡立ちやすいものです。これは、卵白の蛋白質のおかげです。 蛋白質には、撹拌されるとどんどん形を変える性質があり、そのため、普段は表面張力によって平らに保たれている卵白の表面が、空気を抱え込みます。すなわち、これが泡です。 ところが、全卵、つまり卵黄もいっしょだと、とたんに泡立ちにくくなってしまうのは、卵黄の脂分が卵白を泡立ちにくくしてしまうからです。そこで湯せんをするわけですが、これは卵白を温めると、その表面張力が弱まるため、つまり卵白の泡立つ力をより強くして、卵黄に負けないようにしてやろうというわけです。

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こつ 卵を湯せんするときに砂糖を忘れない
解説
必ず砂糖を入れてから湯せんにかけること。お湯の温度は80度前後です。ボウルの中は40度くらいになっていますが、もしも砂糖を入れないまま湯せんにかけると、卵に熱が通って部分的に固まってしまいます。 つまり、砂糖には卵が固まる温度を上げる働きがあるというわけです。

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こつ バターは無塩バターを使う
解説
洋菓子作りで「バター」といえば、無塩バターのことを意味してます。 料理は塩加減で決まるとはよくいわれますが、洋菓子でもそれは同じ。最初から塩が含まれているバターを使っては、塩加減をコントロールすることができませんし、多くの場合、塩辛いお菓子になってしまいます。

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全般
こつ 卵はM玉を使う
解説
「卵1個=50グラム」という計算をしていますが、これはM玉を想定してのことです。M玉を基準にしているのは、卵黄と卵白の割合がちょうどいいというのがその理由。M玉はふつう卵黄20グラム、卵白30グラムという比率になっていますが、S玉では卵白の割合が少なすぎ、L玉では卵白の割合が多すぎるというわけです。




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