パン好きにとって朝食に焼き立てのおいしいパンが食べられる、こんな幸せなことはありません。
焼き立てを食べるにはまず、自分で作るのが一番。
工夫をすれば結構おいしいパンが焼きあがります。
このページでは、みなさんに家庭でもおいしく焼ける作り方と食べ方を、たくさんのポイントを盛り込んで紹介していきます。たとえば、「おいしいパンは焼き立て」、といってもパンがオーブンから出たての熱いうちはおいしいとはいえません。ほとんどのパンは冷めてから2〜3時間までがほんとにおいしく賞味できる期間です。なぜなら、焼きあがったパンは、冷めるときにパンの中から余分な水分が蒸発することで丁度よい中身になります。また、パンの香りは皮の部分でつくられ、時間とともに内側に広がっていくからです。
また、自分で作れなくても、焼き立てを食べさせてくれるベーカリーが私たちの町でも随分増えてきました。パン作りが、技術の発達とともに以前に比べてやさしくなってきたからでしょう。でもその結果、パンの味は均一化され、特徴のない平凡なパンにもなってきてしまっているのも事実です。
新鮮なパンと香り高い珈琲での豊かな朝食が、一日の始まりです。
江崎 修
<制作協力>遠座 隆浩