シュ・タタン!
研修先で付けられた私のあだ名です。タタンとはタルト・タタン(Tarte Tatin)のことで、研修先で初めてまかされた思い出深いタルトでもあります。
忙しいときは、朝早くから昼頃までタタン作りに追われた事もあります。


の時に使った林檎はレネット(reinette)と呼ばれ、穫り立てのじゃがいものように緑がかった固い種類の林檎で、お菓子には最適でした。
火を通すとゼリーのように透き通り、酸味が甘みと相まって素晴らしいお菓子に変身します。

本でも昔は、国光紅玉と言われるお菓子に最適な林檎が有ったのですが、今では生食が中心になり交配に交配が重ねられ、ジューシーで歯ごたえがよく、甘く、酸っぱくない林檎が良いとされるようになり、国光、紅玉の木も切り倒され少なくなり、フランスのように林檎を使った美味しいお菓子は望めなくなりました。
しかし、代用出来る林檎も有るので、色々ためして作る楽しみもあります。

フランスで一番よくお菓子作りに用いるくだものではないかなと思います。皆さんの工夫次第で数限りないお菓子が生まれるはずです。












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