おまけ

鯛の輸送

 鯛の輸送について少し。

 水槽車というと、魚たちが車の水槽で泳ぎ回っている様を想像される方が多いと思います。確かに町中を走っているのはそういった車がほとんどです。しかし、産地から消費地まで大量に鯛を運ぶトラックはちょっと様子が違います。

 訪問地の遊子漁協から大阪行きの活け魚トラックに鯛を積み込んでいる現場に遭遇しましたので、ご紹介します。

 生け簀から揚げられた鯛は、写真の様なケースに1尾づつ生きたまま詰め込まれます。


 このケースはカゴの中に仕切りを入れ、上に網をかぶせたもので、鯛を縦に並べて動かないようにするためのものです。これらを水槽車の中に並べていきます。大量に積載でき、かつ魚が傷つかないというメリットがあるようです。

 写真のトラックには、約1,500尾の生きた鯛が積まれている。

 また、ハマチなどの大型魚は東京、大阪の近海まで船で運ばれ、近郊の基地の生け簀で一時保管され、順次市場へと出荷されているのです。





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