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今回は、エスニックの集合体であるアメリカ合衆国の中で、私が「これぞエスニック料理の原点だ!」と実感している料理を選びました。以前「カキフライのポボーイ」で紹介しましたニューオーリンズで、お気に入りのレストランの一つ「ドゥッキー・チェイス(Dooky Chase)」のオーナー兼シェフであるリー(Leah)お婆ちゃんのお得意料理の逸品です。この料理はおそらく最も有名なルイジアナ料理であり、初期の白人移住者や黒人奴隷、ネイティヴ・アメリカンによって扱われた材料や調理法の適切な組み合わせがなされています。またこの料理は、北アメリカやアフリカ、ヨーロッパの要素が組み合わされていて、アフリカの野菜であるオクラでトロミをつけ、フランス料理のおいしいソースの土台となるブラウン・ルーで作られているところに、ルイジアナ・シーフード料理の特色があります。また辛みのきいたシチューで、昔からこんもりと盛ったご飯が一緒にそえられています。では「海の幸とオクラのガンボ」を心ゆくまでお楽しみください。 |
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辻調グループ校 フランス料理・エスニック料理専任教授 |
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三木 敏彦 |
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MIKI TOSHIHIKO
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■シーズニングミックス
ここでは、カイエンヌペパー、パプリカ、オニオンパウダー、ガーリックパウダー、塩、黒こしょうを同分量で混ぜ合わせたものを使用しています。好みで配合を変えたり、他のスパイスを加えると良いでしょう。
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■ブラウンルー
しっかりと色づくまで炒めますが、決して焦がさないように注意してください。またかなりの高温になっていますので、火傷などしないように気をつけて、丁寧に混ぜながら作ってください。
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