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ひらめ蒸し煮 シャンパン風味
turbot au champagne


|作り方|

ひらめはごくシンプルに、シャンパンで蒸し煮にして、皿に盛りつけたひらめにソースをかけてこんがりきれいに焼き色をつけて仕上げる。
つけ合わせも飾りも余分なものは一切ない。吟味された素材を最大限に生かす一品。













ブール・エシレ無塩250g。同カゴ入り(輸入元:大倉商事、販売元:タカナシ販売)

・・・厨房実況中継・・・

バターはフランス料理では本当に大事な材料です。ただ焼いたり炒めたりするときに使うだけのものじゃなくて、ソースの仕上げにも欠かせないし、とにかく料理全体の風味を左右してしまう。フェルナン・ポワンのね、言葉にもあったでしょう。『バターを!バターをよこせ!いつもバターを!』って。
今日のチュルボ・オ・シャンパーニュにつかうソース・オランデーズは、特にバターが重要な役割を果たすソースなので、フランスの味、ポワンの味を再現するために、フランス産のバター、(ブール・エシレ)を用意してもらいました。ちょっとそこのパンにつけてたべてごらん。こくがあって、なんだかいい香りがして、おいしいでしょう。

今日は魚もフランスからとりよせました。フランス語で「turbot」、「ひらめ」と訳すことが多いです。これで1尾だいたい2kgあるから、1万円くらいかな。冷凍ではなくチルド状態で空輸されたもの。






バターについて


学名Scophthalmus maximus。体長50〜80cm、重さ2〜12kg。大きいものでは1m、25kgに達することもある。丸みを帯びたひし形で、腹側を手前におくと頭が左になり、口が大きい。



じゃあ、5枚におろしていきましょう。(骨と身の間に包丁を入れるとバチバチという音がする)
これがフィレ。
表面に脂がじっとり光って、弾力があって。
刺し身にはちょっと向かないなあ。
でも火を通すとこれがほんとうにおいしい。

はい、アラはフュメに使うから、適当にぶつ切りにしておいて。












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