【学生ブログ】「パームオイルと環境問題」について学びました!
こんにちは!
辻調理師専門学校 高度調理技術マネジメント学科03クラスの房 俊強です。
今回は、5月22日(木)に食と環境ワークショップで行われた特別講義、
サラヤ株式会社、牧野敬一さんよるパームオイルのお話の内容をレポートします!
サラヤ株式会社とは?
まず講義の冒頭でご紹介いただいたのが、今回の講師が所属するサラヤ株式会社について。
サラヤは「衛生・環境・健康」をキーワードに、
医療現場や食品業界、公共施設などで使われる衛生製品を提供している企業です。
特に、手指消毒剤や洗浄剤、HACCP対応の衛生管理システムなど、
プロの現場で信頼されている製品を数多く展開しています。
講義で印象に残ったこと
1. パームオイルと環境問題
サラヤの製品にはパームオイルが使われていることを知り、驚きました。
パームオイルは世界中で広く使われている植物油ですが、
その生産の裏には深刻な環境問題があることを学びました。
講義では、実際の映像を通して、ゾウなどの絶滅危惧種の生息地が失われている現状や、
パーム農園を作るために熱帯雨林が大規模に伐採されている様子が紹介されました。
2. 水質・土壌汚染と森林火災のリスク
パーム農園では化学肥料や農薬が使用されており、それが川や土壌に流れ出すことで、
水生生物や人間の健康にも悪影響を及ぼしています。
また、パームオイルの原料となる植物は炭素を多く含むため、
農園開発によって大量の温室効果ガスが排出され、森林火災のリスクも高まっているそうです。
3. 私たちにできること
講義の最後には、私たち一人ひとりができることについてもお話がありました。
• RSPO認証マークのある商品を選ぶ
• 必要な分だけ購入し、無駄な消費を減らす
• 環境に配慮した選択を日常生活に取り入れる
こうした小さな行動が、持続可能な社会づくりにつながると感じました。
最後に
今回の講義を通して、普段何気なく使っている製品の背景にある
環境問題について深く考えるきっかけになりました。
調理のプロを目指す私たちにとって、食材や製品の「選び方」も大切な技術のひとつだと実感しました。
これからも、環境に配慮した行動を意識していきたいと思います!
~プロフィール~
辻調理師専門学校
高度調理技術マネジメント学科3年
房 俊強(ホウ チンチヤオ)です。
出身は中国の大連です。
中学時代に日本料理を学んで今はフランス料理を勉強しています。
趣味:調理、旅行
今後の目標:自分のお店を持ち、地球一周して各地の料理を食べる!