1975年に建てられた総大理石造りの廟。内部にはベトナムの民族的英雄ホー・チ・ミン主席の遺体がガラスケースに入れられて安置されているという。彼が亡くなった9月2日(1969年)には、ベトナム各地からたくさんの人々が訪れるらしい。今の時期は修復中で中には入れないが、入口には衛兵が交代で24時間守っている。
この近くにホー・チ・ミンが住んでいた家がそのまま残されており、誰でも見学できる。1958年にできた高床式の木造りの住居は素朴で、2階には小さな木の机に普通のベッド、彼が読んだ書物や時計などが生前のままに並べられている。1階は、ベトナム戦争当時は作戦本部として機能していたらしい。 この後、11世紀の李朝時代に蓮の花の形を模して造られた「一柱寺」と時期を同じくして建てられたベトナムで最初の大学「文廟」を訪れる。
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