| ホアンキエム湖のすぐ近くにある劇場で、1日2回公演される。演目は3〜5分程度の短いものが17。7〜8m四方の池状のステージで、人形を使い収穫祭や王の行進など伝説や民話に基づいたものを劇にしている。時々、花火を使った派手な演出をしたり、水牛や魚、アヒル、龍などが水上や水中を自由自在に動き回る。ステージ左手には楽団と歌い手が陣取り、民謡調の歌謡や演奏が加わる。物語形式のものは、せりふや音響が加わりドラマ仕立てになっているので、言葉がわからなくても人形の動きから察しがつく。 この水上人形劇は1000年もの歴史を持つらしく、もともとはタイビン省の農村での祭りの時に行われていたという。1956年、ホーチミン主席が子供たちのためにこの水上劇場を建設し、再建されて現在に至っているとのこと。入場料Dong40,000 ≒ \400 。一回の公演時間は約1時間。
ハノイに到着した時はホーチミンより田舎で何事にも遅れているような気がしていたが、2日半滞在しているうちに、やはりここはベトナムの首都なのだと思えるようになってきた。特に、政治の中心なので街の美化はホーチミンよりも進んでいると思う。人々は忙しそうにいているが、いい意味でしつこくない。ただ観光地や寺院などの見学は必ず入場料をとるので、お金の消費はすごい。料理の面において、レストランと呼ばれるところではかなり外国人向けに味つけが変えられているように感じる。それにベトナム北部という立地条件から、特に中国料理の影響が強く見受けられる。 いくらかベトナム南北の味の違い、人々の好みの違いが少しではあるが理解できたように思う。日本に例えるならば、ホーチミンは商業の街「大阪」であり、ハノイは政治の中心「東京」に似たものがあるように感じる。
さて、明日はバンコク。 |