サイゴン大教会の横にあり、19世紀末のフランス統治時代に建てられたものらしい。駅のように見える建物だが、建築文化財としても貴重なものらしい。ここではちょっと変わった布絵のカードが売られている。

米粉から作られるベトナムの代表麺フォー（ ）の専門店。フォーの本場は北部のハノイの方らしいが、この店のものはとても洗練されていて地元の人々にも人気がある。特に（フォーボー；牛肉入りフォー）がとびっきり旨い。

牛肉のわき腹あたりの部位を固まりで煮込んでスープをとり（フランス料理のポトフーに似ている）、肉は取り出して厚めの薄切りにして具として使っている。これと刻んだ葱をたっぷりとフォーに添え、牛肉のスープを注いでいる。これが薄味でとても美味。食べる時に、香草（バージルの形に似ているが味はミントに似ている）と細長い葉（味は香菜）ともやしを適当に浮かべ、ライムの汁を絞り入れる。好みで刻んだ生の唐辛子を加える。

すりつぶした豚肉に少し甘いめの味つけをし、バナナの葉で幾重にも包んでゆでたハムのようなもの。形はいろいろなものがあるらしいが、ここではトランプのカードくらいの大きさだった。 中は日本で売っているハムやソーセージのように、しっかりとした弾力が感じられた。食べ方としては、このまま食べたり、パンや餅にはさんで食べたりもするらしい。