www.tsuji.ac.jp 辻調グループ校 学校案内サイト www.tsujicho.com 辻調グループ校 総合サイト blog.tsuji.ac.jp/column/ 辻調グループ校 「食」のコラム

春雨とゆでた蟹肉とその卵の炒めもの。薄味で蟹の甘味がよく出ている。葱と香菜を添えて仕上げている。食べる時に、大葉じそと甘い味つけのヌクマムをかける。とにかく、蟹肉の量が半端じゃない。

ソフトシェルクラブの天ぷらで、衣は厚い。レタスと香菜が添えられている。レモンと山椒塩をかけて食べる。

春雨とたっぷりの蟹肉とその卵、それに輪 切りの玉ねぎと刻んだ葱。スープはボイルした蟹のゆで汁で澄んでいる。上に香菜が添えられている。  
好みで、甘い味つけのヌクマム(輪切りのにんじんと丸のままにんにく、丸ごとの赤唐辛子が入っている)とその中に入っている野菜、それに食卓に置かれている生野菜(バージル、レタス、ミントなど)を加え、レモンを絞り入れて食べる。

全くの中国料理。朝鮮にんじん、クコの実、ナツメ、トウキ(漢方薬の1つらしい)、ワイサン(芋の乾燥させたもの)などが入っており、これに烏骨鶏とそのスープを加えて煮込んだ(あるいは器ごと蒸した)料理。全体が真っ黒だが、とてもうま味のある一品だと思う。

たっぷりの蟹肉とその卵の入った焼き飯。それに鶏卵と葱を加え、薄味に仕上げられている。上には香菜が添えられている。食べる時には、甘い味つけのヌクマム(刻んだ唐辛子も入っている)がよく合う。




 ホーチミン最後の夜、薄暗く感じていた街の灯りにも慣れてきた。ホコリっぽく、排ガスの多いところだが、人々は朝早くから夜遅くまで外で食事をすることを本当に楽しんでいるかのように思える。もちろん家庭で料理を作るには台所の設備が十分ではないし、働くことに一生懸命なので、食事くらいは安くてゆっくり食べれる屋台や露店の方がくつろげるのであろう。それに冷蔵庫やガス器具も一般家庭にはまだまだ手の届かない高級品であるらしい。 日本を出るまでベトナムのことは全くわからなかったが、日本人が高度成長期やバブル時期にどこかで忘れてきてしまった大切なものを思い出させてくれる力をこの国の人々はしっかりと確実に持ち続けているように思える。食べることに関してもとても貪欲だし、人々の底力というかパワーのすごさ、特に働く女性の力強さにはものすごいものを感じる。

 さて明日はハノイ。昼、市場で出会ったお婆さんの言葉が少し気にかかる。




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