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金沢と北大路魯山人


のページを通して是非とも紹介したい人物がいます。その名を北大路魯山人(きたおおじ ろさんじん)といいます。この人が、亡くなって既に40年がたちますが、その人気は衰えることを知りません。テレビドラマで取り上げられ、彼に関する出版物が本屋に必ず並んでいます。

 ところで、何をした人物かといえば、これが一言では説明できないのです。陶芸、書、てん刻、料理、絵画、漆芸、造園など多方面に渡って才能を溢れんばかりに発揮し、一部の人は、「近代における唯一の天才」と評しました。確かに常人の能力をはるかに超えています。何故

なら、することなすことが超一級だからです。

 しかし、陰では「わがまま」「大言壮語」「好色漢」等と評する人達もいました。いろいろと評価の分かれる人物ですが、どんな人間でも一面だけをとらえて判断するのは危険です。私は、料理に携わっている者として魯山人という人物をかなり高く評価しています。それは、日本料理を革新した人物だからです。

の魯山人と金沢は、実は深いつながりがありました。魯山人の料理の基礎が金沢にもあったのです。いくら唯我独尊的な生き方をした魯山人であっても、その能力を引き出してくれる人がいなければ、名を残すことは出来ません。

 金沢のセメント雑貨商で骨董趣味家の細野燕台(ほその えんだい)や、金沢一の懐石料亭「山の尾」の主人太田多吉と出会います。この出会いが、以後の魯山人の料理観に多大なる影響を与えることになります。

 今後、更に具体的に明かし、魯山人の功績について知って頂きたいと





加賀百万石
と魯山人




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