Beringer Chardonnay 1998



樽やトーストの香り、ややしっかりした渋味を持った典型的なカリフォルニアのシャルドネですが、少しひねた、冷やしアメのような香りがあり、温度が低いと苦みをやや強く感じます。あまり低温過ぎない方がいいでしょう。口に含むとほんのりと甘みを感じます。熟成は進んでいませんが、肉厚さ、まろやかさのあるワインです。

生のまぐろがオリーブ油と良いバランスをとっており、野菜類がほのかな甘みと歯ざわりを与え、エシャロットの辛みが全体をよく引き締めています。

まぐろは魚の中では味の強い魚です。ワインに肉厚さがあるので、まぐろの味に負けておらず、穏かで口当たりの優しい酸味がしっかりとあるため、オリーブ油ともよく合います。

プイィ・フュメ、サンセール、シャブリのようにレモンに似た攻撃的な酸味を持ったワインとの相性もよいと思います。













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