【今後の人生にも役に立ちそうです】杉本 季保さん:2025年春コース 製菓
【まだ知らないおいしいものを食べたい、作りたい!!】
フランス校の入学を決めたきっかけは、まだ知らない美味しい食べ物を食べたい!作りたい!という好奇心からです。食に関わることを仕事にしたいので広い視野を持てるようにフランスで学びたいと思い入学しました。またフランス校の話を辻の先生方から聞いた時、皆楽しそうな表情で教えてくださったのでより行きたい気持ちが強まりました。
【フランス人はパワフル!】
フランス人はパワフルな人が多いです。月曜日の朝から元気な挨拶をして、カフェテリアで週末の出来事を語り合う姿を見て驚きました。日本では内と外の文化があり、あまり他人にプライベートな話をしない人が多いことに対し、フランスでは家族や友人との出来事を話したりします。仲間のことを深く知ることで仕事でのコミュニケーションも円滑に行っているように感じました。また、フランスでは原則週35時間労働制が採用されているためメリハリをつけて働いている人が多い印象です。
フランス人シェフのドゥムール先生はいつも元気に教えてくれます
【フランス人の先生とプロとしての仕事を学ぶ】
新しいことを学び目まぐるしい毎日ですが、お菓子のことを四六時中考えられる環境にいられて充実しています。今実習ではプチガトーを作っており3人で60個以上のお菓子を仕上げています。丁寧な作業をしつつ時間管理を行うことや、主体的な行動が求められます。お菓子を全て同じ大きさ、形に揃えることは難しいですがお客様の立場から物事を考えることを続けていきたいです。フランス校と日本との違いは、やはりフランス人の先生方とコミュニケーションを取りながら実習や講習ができる点です。製菓担当のドゥムール先生は、調子はどう?今日は元気?といつも明るく話しかけてくださいます。お菓子を作る上で疑問点などがあれば極力フランス語で聞くようにしています。基礎的な文法と学校で習った専門用語を組み合わせて、なるべくシンプルな文章にして伝えることを心がけています。
外来講習の講師と一緒に。アシスタントをしました。
班でシュガーアートの作成も頑張りました!
【寮生活も休日の外出も楽しいです】
3人1組の相部屋で過ごしています。班が全員異なるので、部屋に帰ったらその日班で行ったお菓子作りの工程の話や、たわいもない話で盛り上がることもあります。寮と実習室は近くにあるため集中して学習できる環境です。周辺は自然が多く晴れた日は敷地内の芝生に寝転がったり、休日は友人と集まってピクニックをしています。5月の連休にパリに2回行きました。エッフェル塔、凱旋門、オルセー美術館、ルーヴル美術館など定番ですが憧れていた観光地を回りました。特に美術館は1日で回りきれないほどの絵画の量があり、サイズも大きく、迫力がありました。「民衆を導く自由の女神」は1番見たかった絵画なので見ることができた時には感動しました。「モナリザ」や「星月夜」には人が群がっていて見るだけで一苦労でしたがそれも含め良い思い出になりました。
到着直後のバーベキューパーティーにて
休みの日にパリ旅行を楽しみました。
【フランス人の家庭へご招待】
希望制で週末、フランス人家庭を訪問しました。ホストファミリーは中国と日本が大好きで旅行をした時の話を沢山してくださいました。またホストファミリーの子供は日本の漫画やゲームが大好きで、興奮しながら今はまっている漫画を教えてくれました。幸い私も読んでいる漫画だったので有名なセリフやお気に入りのシーンを見せ合い意気投合できました。昼食には手作りのリヨンの伝統的な料理や、ウフアラネージュを出してくださり本場のおもてなし料理を堪能しました。現地の方とフランス語で会話するのは普段学校で先生方と話す時より難しく、翻訳機能を使用したり簡単な英語で伝えたりと慌ただしくなってしまいましたが、もっと言葉を勉強したいと思える良い機会でした。次はリヨンへ行く約束をしたのでそれまでにフランス語を上達させます!
【行きたかったお店へ食べ歩き】
パリのラデュレやピエールエルメ、アンジェリーナやストレー等パティスリーの有名店へ食べ歩きに行きました。フレッシュなフルーツが乗ったものやサイズが大きいものもあり、カラフルで普段見慣れないお菓子は選んでいる時はワクワクしました。また日本人シェフが運営するPâtisserie Toshiya Takatsuka では運良くシェフにお会いしてお話を伺うことも出来ました。夕食はフランスの老舗カフェ ブラッスリー ラ・ロトンドでデザートにババ・オ・ラムを食べました。日本で食べたものよりラム酒の味が強く追加のラム酒も用意されており、日本人との味覚の違いを実感しました。またパリやリヨンに出かけた際は道中でブーランジェリーに入ります。フランスパンはどのお店で買っても安くて美味しく、買う度にフランスに来て良かったなと思っています。
お菓子の食べ歩きにもたくさん行っています。
【今から研修へのシミュレーションも】
研修を希望します。今まで学んできたことを活かしフランスの現場で活躍できるようにしたいです。技術はもちろん必要ですが、それ以上にフランス語でコミュニケーションを取ること、また新しい作業に順応できる力を今のうちに磨いておきたいです。「〇〇をして」とシェフに言われた時に1つでも多く出来るように1度やったことは確実に再現できるよう集中して残りの実習に取り組みたいです。
【フランス校へ進学を考えている皆さんへ】
フランス校では常に料理やお菓子について考えることが出来ます。また日本では扱うことの少ない食材や技法などを学び貴重な経験を得られ場所です。それだけではありません。フランス人とのコミュニケーションの取り方、人間関係、日本では考えられないフランスのトラブルにまきこまれた時の対処法... 様々な困難がありますが今後の人生に役立ちそうなことも学べます!
杉本 季保(SUGIMOTO Kiho)
辻調グループ出身校 辻調理師専門学校 東京