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| イサーン料理といえば、タイ東北部の田舎料理を指す。しかしバンコクに住む都会っ子にとってイサーン料理を食べることは、一つのファッションになってきているらしい。イサーンでは主食としてもち米を丸めて、和え物（ヤム）などと一緒に食べることが多く、中央タイに多く見られるココナッツミルクをたっぷりと使ったようなカレーはそれほどない。また、甘みの強い料理というものも少なく、辛味の強いのが特徴である。辛さはタイ料理全体の特徴のように思われるかもしれないが、イサーン料理の辛さはその中でも特に際立っているように思う。 | |
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 この時は注文ミスで、イサーン風のものを食べたかったのだが、間違えてバンコク風（THAIというのはバンコク風）のものを頼んでしまった。作り方はほぼ同じだが、味つけが全く異なる。都会風に砂糖を多く加え、味がマイルドというよりも甘ったるくなる。 | |
| ・ヌア・スア・ロンハイ | |
 スア・ロンハイとは英語で Tiger cryと訳され、「虎が大声で泣き叫ぶほど固い肉」という意味らしい。本来、タイでは水牛の肉を使うためにとても固く、こんな名前がついたのであろう。調理としては肉にナムプラーを擦り込み、炭火焼きにしてから薄切りにしたもので、アメリカのビーフジャーキーを乾燥させないで仕上げたような肉料理。タレは、ナムプラーとマナオ、粉末の唐辛子、葱、パクチーなどを混ぜたもので、塩辛い。 | |
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