炒った大麦の粉(いわゆる「はったい粉」)を混ぜて作る、独特の香ばしい香りがするパンです。焼成することで炒った大麦の香りがさらに引き立ちます。この香ばしさをより楽しむために、食べる際にはトーストすることをお勧めします。口に入れると麦茶のようなどこか懐かしい味が広がります。小麦より大麦の方が水分を保つ力があるのでぱさつきにくく、焼き上がった当日よりも次の日の方がおいしく食べることができます。 この料理では、具に対してパンが負けてしまっていました。トーストする時に炒った大麦の粉を振りかけるか、配合率を高めた方が料理により合うと思います。また、今回は具の素材が魚だったのでよかったのですが、これが肉だったらこのパンのせっかくの持ち味である香ばしさが全く活かされません。特に焼いた肉の場合、そちらの香ばしさに完全に負けてしまうでしょう。 |