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中国料理TOPへ好吃(ハオチー)!中国料理! コラム一覧へ
連載コラム 好吃(ハオチー)!中国料理!
北京料理、上海料理、四川料理、広東料理、点心と5つのジャンルを、それぞれ担当の厨師(料理人)、点心師(点心専門家)が、中国での体験を交えながら料理の作り方とそれにまつわる話を紹介します。まずは、基本的な料理から始めましょう。
水ギョウザ


水ギョウザ

 中国語では「水餃子(シュェイヂャオヅ)」っていいます。日本語では、僕はずっと「ミズギョウザ」とよんでいたのですが、一般的には「スイギョウザ」。正しい日本語からいうと「茹でギョウザ」やね。日本人は焼き餃子を好きな人が多いけれど、皮に歯応えがあり、油を使わないであっさりしていていくらでも食べられるので、水餃子の方が好き。通は水餃子ですよ。

 水餃子といえば20数年前に、中国人の友人の家に食事に招かれて行ったら、料理、水餃子が出され、「美味しかった。ご馳走様でした。」というところを「好吃(美味しい)!」といったら、なんと更に水餃子が倍くらいでてきて、もうすでに腹九分目くらいで、「こりゃ、どういうこっちゃ。」と思いながら、がんばって涙ながらに食べ続けた想い出があります。こういう時は「吃飽了(お腹が一杯)。」といえばよかったのですよね。

研修時代 同じく20数年前のこと。香港の北京料理店「豪華楼(残念ながら今はもうありません)」で研修したのですが、水餃子は家庭で作る料理なので、メニューにはなかったですね。ただ、まかない料理として10日に1回くらいでてきました。一般に中国ではニンニクは具の中に入れるのではなく、粗みじん切りにしたものを酢醤油に入れ、これをつけて食べます。ニンニクは身体によいからと調理場では生のニンニクを齧っている人もいましたね。


「おしゃべりクッキング」に出演中 今の話。ABC「上沼恵美子のおしゃべりクッキング」で水餃子はすでに何回かやったんですよ。でも、具を変えればバリエーションがまだまだあるので、色々中身を変えながら、忘れた頃にメニューとしてだしていこうと思っています。次は冬場の鍋にしょうかな。鍋に昆布だしを沸かし、野菜、キノコ、豆腐を入れ、ぼん酢で食べる。麺を入れる人もいるけど、水餃子を入れると美味しい。コツは餃子をあらかじめ軽くゆでておくこと。時間の短縮にもなるし、粉気がだしに入るとほかの材料がまずくなります。このときの餃子は酢醤油ではなく、ぼん酢で食べてもいいですね。冬はやっぱり餃子鍋ですよ。

 水餃子は市販の皮を使うとワンタンみたいになってしまう。本来の皮の歯応えがないので、手作りしないとダメ!市販の皮で作ろうと思うのは大間違い。それに、家庭で作って冷凍したら、歯応えがなくなってしまうので、作ったらすぐに食べることですね。
 水餃子作りの極意は、皮から作ってすぐに食べること!



このコラムのレシピ

コラム担当

レシピ 水ギョウザ

中華マリオブラザーズ
人物 小阪 英幸
中文之星
人物 福冨 奈津子
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