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連載コラム にほんの四季便り
春夏秋冬がはっきりした日本では、四季折々の風物詩のなかにも季節のうつろいを感じとることができます。
このコラムでは、日本の四季に関連のある言葉と料理をご紹介し、季節を表すことばの美しさ、奥深さに、改めて目を向けてみたいと思います。
こどもの日
子供の日
 5月5日は、現在では「こどもの日」と呼ばれ、男女を問わず子供の成長と幸福を祈り、母親に感謝する日とされているが、もともとは五節句の一つ「端午の節句」にあたる。端午とは、本来「月初めの午(うま)の日」の意味。5月は午(うま)の月、午(うま)を午(ご)とも読むことから、数字の5に通じ、5の重なる5月5日を「端午の節句」としたのがはじまりとされる。
 「屋根より高い、こいのぼ〜り♪」。この歌がテレビやラジオで流れ、家々にこいのぼりが揚がりはじめると「もうすぐ、ゴールデンウィークだ。さて今年はどこに出かけようか。」と、心がうきうきする。ゴールデンウィーク中の5月5日が、「こどもの日」で、「五節句」のひとつ「端午の節句」である。
「五節句」とは、季節の変わり目の式日(儀式のある祝日、祭日)で、もともとは中国から伝わった習慣である。江戸時代には、一般に広まった式日で、ほかに「菖蒲(しょうぶ)の節句」ともいわれる。我々の子供の頃はこの日に銭湯に行くと、菖蒲の葉を数十本束ねて、さらしに巻き、湯船に浮かべた「菖蒲湯」が沸かされていた。これが楽しみで、いつもなら日が暮れる頃まで遊びまわっているのに、この日だけは近所の子供たちと一緒に、新聞紙を折って作った兜をかぶり、銭湯が開店するのを店の前で待っていたことが思い出される。
 「菖蒲」は、「尚武(武道を重んじる)」という言葉に通じるということで、鎌倉時代以降、武家社会になってからは「尚武の節目」としてこの日を重んじたようだ。江戸時代には大名や旗本にとって5月5日は、烏帽子、大紋といった式服を着用して江戸城へ総登城する日であったといわれる。この頃には、女子の誕生を祝う「ひな祭り」と並んで男子の誕生を祝う日となった。特に武家は、男子の誕生をことのほか喜んだ。門前に馬印(うまじるし=軍陣で主将の馬側に立てて所在を明示する標識。時代劇の火事場で屋根の上で振られる、まといのようなもの)や、幟(のぼり)を立てたり、兜や鎧、槍などを外に飾ったりして、男子の誕生を人々に知らせて祝った。この風習が裕福な庶民に広がり、馬印や幟の代わりに「登竜門」にちなんで「鯉のぼり」を揚げ、本物の武具の代わりに、厚紙で作ったミニチュアの鎧や武者の人形を室内に飾るようになり、現在の「端午の節句飾り」へと変化してきたようだ。
 「端午の節句」に食べるものといえば、「粽(ちまき)」と「柏餅」がある。この二つについて、は「おやつ!おかし!和菓子!」に詳しい。「柏餅」について少し補足するならば、柏の葉には殺菌作用があり、保存性を高める柏の葉は使い勝手がよく、古代から食べ物を盛る皿代わりに使われたり、今のラップのように食べ物を包んで蒸したりするのに使われていた。「柏餅」は、「粽」より歴史は浅いが、代表的な「端午の節句」の和菓子のひとつである。
 今回の料理「鯛のサラダ蒸し」は、柏餅をイメージして柏の葉で包んで蒸したものである。温かいポテトサラダも、クリーミーでなかなかオツな味で、若者には人気の出そうな一品である。


このコラムのレシピ

コラム担当

レシピ 鯛のサラダ蒸し

タイ語の話せる日カレのおとうちゃん
人物 小谷 良孝
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