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連載コラム 半歩プロの西洋料理
「半歩プロ」をテーマに家庭でできる西洋料理を紹介するこのコラム。まずは個性豊かな担当シェフの声をどうぞ。「フレンチって難しくないよね」「語るで〜!」「対談がしたい!」「研修先のレストランではなー」。えー、お話し中すみません、それは「家庭でできる」料理なんですよね?みなさーん、聞いてますかー?だからテーマがあるんだってばっ!守って下さいよ〜っ!
我が家のオモシロ野菜栽培日記!〜アーティチョークって何!?〜
   アーティチョーク・・・皆さんはこの名前を一度くらい聞いたことがありますか?日本語名は「朝鮮アザミ」といいますが、名前だけでどんな野菜か想像できるでしょうか・・・・・。でもフランスやイタリアなどヨーロッパでは、またアメリカでもとてもポピュラーな野菜の1つです。

ヨーロッパの市場で売られているアーティチョーク。どこを食べるのでしょう?

ヨーロッパの市場で売られている
アーティチョーク。
どこを食べるのでしょう?

  日本ではなぜ、それほど知られていないかというと、気候が栽培にあまり適していないのが大きな理由です。江戸時代には日本にやって来たようですが、日本人はなじめず普及しなかったようです。現在では、三浦半島や房総半島などで栽培されていますが、生産量はとても少量です。

   アーティチョークはまず、左の写真にある薄い紫色のガクの部分を食べます。ガクを1枚ずつはがしてつけ根の肉厚のところを歯でしごきながら、ドレッシングなどにつけて食べます。ガクをすべて取り終わると蕾の中心部分になり、その上部にある繊毛を取り除いて下の芯の部分を食べます・・・かなりの労力のわりに食べる部分が少ない!というのもアーティチョークがあまり浸透していない理由かもしれないですね。

   さぁ、それでは早速、アーティチョークの栽培日記をご覧ください!

   我が家のアーティチョークには、種を秋(9〜10月)にまいたものと、春(2月の終わり〜3月)にまいたものの2種類があります。育て始めて今年で3、4年たつのですが、前年に花が咲いた株の根元に出る新しい芽を残してそれ以外の茎をすべて切り落とし、そのまま次の年にその株を成長させていく・・・という方法で栽培しています。適温は15〜20℃くらいでしょうか。寒さにはそれほど弱くないのですが、芽が出始めた頃は霜や凍結などで枯れてしまったりするので、春に種をまくほうがどちらかといえば簡単だと思います。

前年の秋に茎をすべて切り落とすと、翌年2月には背丈が50cmくらいまで成長します   前年の秋に茎をすべて切り落とすと、翌年2月には背丈が50cmくらいまで成長します

前年の秋に茎をすべて切り落とすと、
翌年2月には背丈が50cmくらいまで成長します


   アーティチョークは大きいものになると約2mくらいまで伸びます。上の写真にもあるように葉もとても大きくなります。年々、新しい茎が増えていくので植える場所には要注意!また、葉や茎には細かいとげがあり(これはアザミと同じです)、道にはみ出したりすると・・・。ということで我が家では庭の奥地の日当たり良好な場所を独り占めしています。

4月になると横にも広がってこれくらいまで大きくなります

4月になると横にも広がって
これくらいまで大きくなります

  季節が春に移り、4月ごろになると左の写真くらいに育ちます。でも食用となる蕾ができてくるのはまだまだ先のお話・・・・。それまではこのように好き放題に伸ばしてやります。このころになると上へ伸びるよりも横にどんどん大きくなっていく感じです。

   さて、育てるのは比較的簡単ですが、唯一の天敵についてお話しましょう。アーティチョークの天敵・・・それはアブラムシです。このアブラムシは大きなアーティチョークの葉の裏にびっしり・・・・見事に、びっしりとくっつきます。

   アブラムシは病気を広めてしまうから厄介ですが、弱点はあります。それは光です。我が家ではアーティチョークの葉に牛乳を吹き付ける方法で駆除しています。ただし注意点としては、吹き付けた牛乳が完全に乾くくらいのいい天気の日を狙わなければいけません。牛乳が乾燥するときにアブラムシを窒息死させる・・・という方法です。

   他にも、光が弱点なので、アルミホイルなどを茎に巻きつけたりします。変わった方法では、てんとう虫の幼虫を使って駆除する方法もあるそうです。てんとう虫は幼虫、成虫ともにアブラムシが好物なんですね。アブラムシが多く発生する時期は春。この時期だけはしっかりとアーティチョークに目を配ってやることが大切になります。

   こうして大事に育ててきた我が家のアーティチョークもやっと見事な蕾をつけました。このまま花が咲いてしまうと食用にはならなくなるので、蕾の段階で摘み取ってしまいます。このあと、また来年に備えて、株の根元まで切り落として終了です。

6月初め。蕾がついてから数日後、今にも花が咲きそう。食用にするには少し開きすぎてしまいました   6月初め。蕾がついてから数日後、今にも花が咲きそう。食用にするには少し開きすぎてしまいました

6月初め。蕾がついてから数日後、今にも花が咲きそう。
食用にするには少し開きすぎてしまいました


   アーティチョークも最近では以前に比べるとインターネットなどで購入することができます。苗のものから、瓶詰めになった芯のオイル漬け・・・などさまざまです。また、以前に私がこのコラムで訪ねた鎌倉にある市場では、フレッシュのアーティチョークを購入することができます。

   アーティチョークは育てるのは意外と簡単ですが、食べるまでの処理が大変です(その方法はレシピをご覧ください)。オイル漬けのものはオイルをふき取って利用すればフレッシュのものと同じように調理することができます。

   それでは、我が家で作っているアーティチョークを使った料理とハーブティーをご紹介しましょう!


このコラムのレシピ

コラム担当

レシピ アーティチョークのキッシュ
レシピ アーティチョークのハーブティー

食べてる時が一番幸せ・・・横浜娘。
人物 金子 歩
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