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連載コラム 半歩プロの西洋料理
「半歩プロ」をテーマに家庭でできる西洋料理を紹介するこのコラム。まずは個性豊かな担当シェフの声をどうぞ。「フレンチって難しくないよね」「語るで〜!」「対談がしたい!」「研修先のレストランではなー」。えー、お話し中すみません、それは「家庭でできる」料理なんですよね?みなさーん、聞いてますかー?だからテーマがあるんだってばっ!守って下さいよ〜っ!
大好き!技術研究所!
   友達「ちぃ(私のあだ名)! フエ取って!」
   私 「(えっ・・・フエってなに??)・・・・・」

   辻調グループ校を卒業して1年、この時期になると辻調理技術研究所(以下:技研)に入学したてのころを思い出します。三重県の田舎から大阪という大都会に来たばかりのころです。

   普通、辻調グループ校では1年次の学校(調理師専門学校やエコールなど)を卒業してから、2年次の学校(フランス校や技研)に進学します。しかし、調理師免許がとれる高校を卒業した私は、試験を受けていきなり2年次の技研に入学することができました。いわば、飛び級をしてしまったのです。

   技研では、料理名はもちろんのこと、材料や器具の名前も調理操作もほとんどフランス語で話されます。1年次に料理のフランス語も学んでいた辻調グループ校2年目のクラスメイトのなかに、フランス語などまったく知らないまま突然に飛び込んだわけですから、最初のころは数々の料理用語に苦労させられました。そのため、朝は学校が開く時間に登校して一番前の席に座り、授業が始まる前に、その日の講習の材料を訳します。同じように早く来て勉強しているクラスメイトもちらほらいて、質問しあったりもしました。実習や講習で出てきたわからない単語は、家で調べて、覚えるまでノートに書き続けたりもしました。でも、わからないと思った瞬間に調べることはできないので、聞いた時にていねいに教えてくださった先生や友達に感謝の気持ちでいっぱいです。

   飛び級ではあったものの、それまで辻調とまったく関係なかったわけでもありません。というのは、私に最初に料理を教えてくださった高校時代の恩師は、辻調の卒業生で元職員でした。恩師から学生時代の話や職員だったころの話を聞いて、辻調に行きたい!と思ったのが進学のきっかけです。

   余談ですが、私は高校時代からお弁当は2時間目の休み時間に食べ、さらに休み時間ごとに友達とお菓子を食べて、昼は購買でパンとデザートを買い、部活はもちろん調理部。家に帰ってからもちゃんとママのご馳走はいただきます!という、一般的にいうと少し食べるほうです。

デザートもワゴンサービスで好きなだけ食べられる

デザートもワゴンサービスで
好きなだけ食べられる

  そんな私を待ち受けていた技研といえば、ア・ラ・カルトの量でコース料理を組み立てているようなボリュームのある実習でした。しかもどれもが高カロリー!私にとっては幸せの日々・・・!シミュレーション授業でお客さん役の日は、うきうきしながら学校に行ったのを覚えています。

   そんなある日、実習前に行われる講習で、材料が野菜だけの「彩り野菜のバター風味」が紹介され、私は衝撃を受けました!

   「これ。めっっっっちゃおいしい!!!」

   なんといっても野菜にからんでいるソースが絶品!野菜から出るうまみたっぷりのジュースと生ハムの風味をまるごとバターで包んだソース。そんな絶品ソースでいただく野菜はジューシーで、大食らいの私も大満足。それまで、ほとんど肉や魚の料理にしか目がなかった私ですが、このときだけは迷わず、お客さん役としてこの野菜料理を注文したのを覚えています。

   だって本当においしいんです!

   感動したのは私だけじゃありませんでした。技研生の集大成である、「メニュー・スペシャル」(学生だけでコースを組み立てて料理を作り、
ある日の、のんびりまかないを食べる風景

ある日の、のんびりまかないを食べる風景

先生や親に提供する催し)でも提案すると、みんな大賛成で即採用!

   残念ながら当日、私は魚料理を担当したため、この野菜料理を仕上げることはできませんでしたが、エキップ(同じグループの仲間)により大成功で終わりました!

   あ〜。こんな話をしていると学生時代の友達や先生にあいたい!!

   そんな私がこのコラムの料理で紹介するのは、もちろん、この「彩り野菜のバター風味」。家庭で手に入りやすい材料を使っています。ぜひ、作ってみてください。レシピにある野菜以外にも、春なら、菜の花に春キャベツ、夏ならおくらにズッキーニ、という具合に色々旬の野菜を入れてみてください。各ご家庭だけのオリジナルの一皿を作っていただければ嬉しいです。


このコラムのレシピ

コラム担当

レシピ 彩り野菜のバター風味

tsujiのガヴァージュ娘
人物 大瀬 千洋
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