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連載コラム 菓子まし娘のお菓子講座
「作るのが好き、たべるのは大好き、そしておしゃべりも大好き」という三人娘が、楽しくおしゃべりしながら、お菓子作りの秘訣を伝授。さても女三人寄ればかしましい?いえいえ、「菓子まし娘」はどんどんお菓子が増えていくという意味もこめて「菓子・増し」なのです!基礎からはじめて、作り方をくわしく解説していますから、お菓子作りがはじめてという人でも安心してチャレンジしてください。
菓子まし娘の カルディナールシュニッテン よもやま話
スポンジとメレンゲのしましまケーキ

カルディナールシュニッテン
メレンゲ生地+スポンジ生地+コーヒークリーム=カルディナールシュニッテン

麻紀(以下M): 毎日暑い日が続きますね。こんなに暑いと食欲が・・・・不思議となくならないんですよねぇ。
私って夏バテ知らずの体なんです(^^)v 何でも食べられるとはいえ、さすがに濃厚なお菓子は遠慮したいかなぁ。
今日は見た目がちょっと変わったウィーンのお菓子を紹介したいと思います。 ふわふわ軽くていくらでも食べられちゃいますよ!!危険危険(^^)


亨子(以下K): ホント暑い〜!!食欲がなくならない麻紀先生がうらやましい・・・・もうアイスばっかり食べてる!カルディナールシュニッテンならおいしくいただけそうね。ちょっと難しい感じもするけど、基本の別立てスポンジをしっかりマスターしてれば大丈夫だね?!

知恵美(以下C): えっ!?私もなくなりませんよ、食欲・・・・まぁ、いいか。それは。
この生地は卵を別々に泡立てて白と黄色の生地を作るんだよね。初めてみた時はロールケーキでもなく何だか不思議なケーキだなぁって思ったことを覚えてるなぁ。メレンゲの生地って難しくない?しぼんじゃいそう・・・・できるかなぁ!?


 ウィーンのカフェ・コンディトライの老舗「ハイナー」のカルディナールシュニッテン。クリームではなくジャムをはさんだもの。
ウィーンのカフェ・コンディトライの
老舗「ハイナー」の
カルディナールシュニッテン。
クリームではなくジャムを
はさんだもの。
M: そんなに難しくないですよ(^^) 大丈夫です!!今回は家庭のオーブンでも焼けるようにサイズを小さくしていますが、本場ウィーンで見たときはあまりの大きさにびっくりしました!!でもぺロっと食べられちゃうんですよねぇ。 生地だけでもおいしいのでクリームではなくジャムをはさんだだけのカルディナールシュニッテンもなかなかですよ!

K: で、今回はジャム?それともコーヒークリーム?ジャムならアプリコットやフランボワーズと合いそうね。 知恵美先生も言ってるようにメレンゲを作って絞ってから卵黄生地を作るので、できるなら2人で協力しながら作ると、いい状態でオーブンに入れられるね。(^^)

M: そうですね。2人いれば万全ですけど、比較的少ない分量で紹介しているので泡立てにもそんなに時間かからないし、1人でも大丈夫ですよ!でも、もちろん!!材料や器具はすべて準備してから作り始めましょうね!今回は大人の味、コーヒークリームでの紹介です。私の好みで少しラム酒を加えて香り高いクリームにしましたが子供たちと食べるのならフランボワーズやいちごのピューレを加えたクリームにするともっと食べやすいかも!!
私、1度だけウィーンを訪れたことがあるのですが、カフェに行っても、町を歩いてても、なんだか日本とは時間の流れが違うように感じました。優雅で、のんびりしているような・・・・あれっ?気のせいかなぁ。


C: いや、気のせいではないよ。町の雰囲気も時間も違うね。ウィーンのカルディナールもお店によって生地の固さとか焼き色が違って食べ比べも面白かったよ。
私はカルディナールでお気に入りのお店があって、いつもそこで食べるんだぁ。ウィーンはコーヒーもおいしいんだよね!!コーヒー味のクリームとコーヒーってコーヒー好きにはたまりませんね。


K: そうね。ほのかなコーヒーの香りがなんとも言えないよね!!おいしいコーヒーが飲みたくなってきたな〜。色んな種類がウィーンにはあるみたい。泡立てたミルクが入ったり、ホイップクリームがのせてあったり、オレンジの香りがしたり・・・・コーヒーを選ぶのにも時間がかかりそう・・・・。 ところでこのお菓子の名前カルディナールって、カトリックの高位聖職者(枢機卿)が衣の上にかける「たすき」の色と形から来ているそうね。

麻紀 M: そうなんですかぁ。だから黄色と白と2色の縞模様で、細長い!シュニッテ(複数形がシュニッテン)はこういう細長いケーキを切り分けたもの、ってことなんですよね。
ウィーンのコーヒーで私が好きなのは、やっぱり泡立てた生クリームをこんもりと浮かべたアインシュペンナーかな。ちょっと勢いつけて飲んじゃうと白ひげみたいになっちゃいますけど(^^ゞ
ウィーンといえばコーヒーってすぐに連想できちゃうくらいウィーンとコーヒーって切り離せないような気がするんですけど、その昔、ウィーンにコーヒーを運んできたのはトルコなんですよね。戦争の置き土産だとか・・・・。その後飲み方などに独自の改良が加わっていき、モーツァルトが活躍した1700年代後半にはカフェは最初の繁栄期を迎えたらしいですよ。そんな昔から「カフェ」とか「カフェ・コンディトライ(コンディトライとはケーキ店のこと)」が生活の一部だったんですね!
コーヒー好きの知恵美先生はどのコーヒーがお好みですか?


 メランジュ
メランジュ
C: 私はメランジュが大好きです。ブラックコーヒーも好きなんですが、メランジュはちょっとだけ牛乳が入っているので飲みやすいよね。お店によっても味が違うからいつも、メランジュの飲み比べです。麻紀ちゃんは紅茶派?

M: はいっ!こんなにコーヒーのことを語ってきましたが、実は紅茶派なんです(^^ゞ 今は毎日、しょうがのスライスを入れた紅茶を飲んでいます。新陳代謝が良くなると聞いたので始めたのですが、飲み始めてからなんと乾燥肌が改善されました!!しょうが紅茶の効果かどうかは分かりませんが、私はしょうが紅茶の効果だと信じて飲み続けています!
なんだか小腹がすいてきましたね。さっき作ったカルディナールシュニッテンを切りましょうか!


CK: 賛成!!



このコラムのレシピ

コラム担当

レシピ カルディナールシュニッテン

菓子まし娘
人物 鈴木 麻紀
人物 古村 亨子
人物 瀬戸山 知恵美
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