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連載コラム 怖くない、怖くないインターナショナルクッキング
和・洋・中と並び、世界には美味しい料理が数多くありますよね。「食べたことはあるけど作り方を知らない」とか、「作ったこともあるけど何か物足りない」ってことないですか?ちょっとしたスパイスを加えることで、料理の味付けはガラリと変わります。スパイシーな料理からちょっと珍しいデザートまで紹介しましょう。
ショートケーキって、な〜に?

日本のショートケーキアメリカのショートケーキ
ショートケーキと言えば、ふわふわのスポンジケーキの間にたっぷりのホイップクリームとイチゴをサンドし、さらにケーキの上にも柔らかくホイップした生クリームとイチゴを飾ったものが日本では一般的ですよね。しっとりと焼き上げられたスポンジケーキと口当たりなめらかなホイップクリーム、それに真っ赤に熟れたイチゴの甘酸っぱさ、この三位一体のバランスの取れた味わいが人気の一つではないでしょうか?
ここでちょっとアメリカとの比較をしてみましょう。10年ほど前になるのですが、ボストンで味わったイチゴのショートケーキとニューオーリンズで味わったバナナのショートケーキの写真をご覧下さい。

ボストンのイチゴのショートケーキまずはボストンのイチゴのショートケーキです。これはスポンジケーキではなく、ベーキングパウダービスケットを使っていました。アメリカのベーキングパウダービスケットは、お菓子というより、パンの一種と考えた方が妥当でしょう。イギリスのスコーンやマフィンのように横2つに割り、間に色々な物をサンドして食べるのですが、サンドする物は料理であってもよいし、甘いものであってもかまわないのです。これがショートケーキのベースに使われているので、このショートケーキはふわふわとした食感ではなく、目の詰まった少し重い感じがします。日本のものと同様にホイップクリーム(とは言っても、シェイヴィングクリームのようにスプレー缶に入った物を使うことが多い)やイチゴをサンドしているのですが、しっとりとしていないため唾液が吸い取られてしまうようなケーキです。そのため回りにたっぷりのイチゴソースや他のフルーツソースをかけて、サーヴィスされます。

ニューオーリンズのバナナのショートケーキ次にニューオーリンズのバナナのショートケーキ。こちらはスポンジケーキと言うよりスフレに近いもので、焼きたての熱々でした。
間にはホイップクリームだけをサンドし、ソースとしてニューオーリンズらしく“バナナフォスター”が添えられています。バナナフォスターは、ニューオーリンズのレストランで生まれた名物デザートで、バナナをバターとブランウンシュガーで炒め、バナナリキュールとラム酒をかけてフランベ(火をつけてアルコール分をとばす)したもの。本来、熱いうちにバニラアイスクリームをたっぷりと添えてすすめられるのですが、ここではそれを冷たくし、ケーキだけを焼きたての熱々の状態でサーヴィスしています。

いかがですか?いずれにせよ日本のショートケーキとは全く違ったものですが、それぞれに地方色が出ているように思われないでしょうか。
さて、今回私が紹介しますアメリカ風のイチゴのショートケーキは、ご家庭でお子様方と楽しく、また手軽に作れるようにしていますので一度チャレンジしてみてください。


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レシピ ショートケーキ

スパイスの魔術師
人物 三木 敏彦
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