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連載コラム パンのきた道
発酵パンが最初につくられたのは、古代エジプトと言われます。その後古代ギリシャ・ローマを経てヨーロッパ各地に広まり、さまざまなパンが生まれました。
このコラムでは、家庭でおいしく焼ける世界のパンと、それにぴったりの料理を合わせて紹介します。焼き立てのパンのおいしさを、朝食に限らず一日のいろんな場面でもっと味わってみてください。
ウィーンのキプフェル  〜ローマからオーストリアへ〜
イタリア・オーストリア地図「すべての道はローマに通ず」という言葉が表すように、紀元前3世紀以降、ローマ帝国は領土を次第に拡大していきます。それは地中海世界全域に及び、東はブリタニア(現在のイギリス)から西はメソポタミアにまで及ぶ広大なものでした。
その後、1世紀頃、ゲルマン人の進入を防ぐために防壁(リーメス)を築き、防壁の東側にあたる守りの手薄になる場所にドナウ川沿岸の新たな駐屯地ヴィンドボナを作りました。後のウィーンの誕生です。やがて、小さな駐屯地にすぎなかったこの地に商人など一般の市民が移り住むようになります。こうして町として発展していくとともに、ヴィンドボナにはローマの文化が多くもたらされました。現在でも当時の水路や住居跡などのローマ遺跡が町の中心地に残されています。その後、4世紀後半に始まった民族大移動をきっかけに様々な民族がこの地に入り込み、数世紀に渡って混乱の時代が続くこととなります。


キプフェル1683年、オスマントルコ軍はハプスブルク帝国の首都ウィーンを包囲します。しかし、パン屋の警告によって軍の侵攻がくいとめられたため、新しいパンの製造が許可され、トルコ軍の旗に描かれていた三日月を模したパンがつくられたと伝えられています。
このパンはクロワッサンの原形ともいわれていますが、当時はキプフェルやヘルヘン(角<つの>パン)のような三日月形をした普通の小麦パンで、現在のような折り込み生地のクロワッサンは20世紀に入ってからフランスで誕生します。
今回、このシンプルなパンにあわせるのは、ヴェルガモット酒をきかせたクリームソースの魚料理です。


このコラムのレシピ

コラム担当

レシピ キプフェル
レシピ すずきのサラダ菜蒸し ヴェルモット風味

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