辻調おいしいネット / 半歩プロの西洋料理

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	｢半歩プロ｣をテーマに家庭でできる西洋料理を紹介するこのコラム。まずは個性豊かな担当シェフの声をどうぞ。｢フレンチって難しくないよね｣｢語るで～！｣｢対談がしたい！｣｢研修先のレストランではなー｣。えー、お話し中すみません、それは｢家庭でできる｣料理なんですよね？みなさーん、聞いてますかー？だからテーマがあるんだってばっ！守って下さいよ～っ！

小林（以下K）：先生！フランスに住んでいた時に、印象に残ってる所って何処ですか？？

高橋（以下T）：そうだね～。旅行で色々なところに行ったけど、日本にはない景色！！

K：どんな景色ですか？

ラベンダーのドライフラワー

T：お花畑。例えば・・・
春は菜の花！夏はひまわり！！
あとは、６月～７月にかけては何といっても
ラベンダーかな！
とにかく一面同じ花が咲いているのは圧巻。

K：ラベンダーですか？？
ラベンダー畑って、日本では北海道の富良野が
有名ですよね？

T：そう！！日本にもラベンダー畑があるけど、フランスで一面に広がるラベンダー畑と言えば、プロヴァンス地方の「セナンク修道院」というところ。ちなみにプロヴァンス地方と北海道は、ほぼ同緯度に位置するの。
当時住んでいたフランス校からセナンク修道院までは車で3時間半くらいかかったかなぁ。南フランスまで行く高速道路をアヴィニヨンで降りて、山を登り下り、登り下りを繰り返して、やっとたどり着いた崖の上からみたのは・・・・・。

K：見たのは！？なんですか？？

T：なんと、綺麗な紫色のじゅうたん。感動！苦労して行った甲斐ありました！

セナンク修道院のラベンダー畑

K：わぁ綺麗ですね！ラベンダー畑！！！本当に紫のじゅうたんですねぇ。
ラベンダーの香りってフローラルで優しい。洗練されてますよね。
こんなにたくさんラベンダーがあったら、すごくいい香りがしそうですね！！

T：生花だから、そんなにはしなかったなぁ・・・ほのかに香るくらい。

K：そうなんですね。

T：でも南フランスの家庭では、摘んできたラベンダーを乾燥させて、玄関の入り口に置いて、出入りする人が踏むたびに香りがするようにしたりするんだよ。

K：そういえば、ラベンダーが入っているかわいい匂い袋がありますよね？

T：そうそう、私も持ってるよ。フランスでは、サシェ・ド・ラヴァンドっていうの。プロヴァンス地方の雑貨屋さんでよく目にしました。

サシェ・ド・ラヴァンドと
ラベンダーの香水

K：枕もとに置いたりすると寝つきがよくなるみたいですね。
ラベンダーの香りは、心と体にたくさんの効果があるみたいですよ！

T：どんな効果があるの？

K：緊張を解きほぐして気分を穏やかにしたり、ストレス解消！！

T：ほうほう。

K：安眠を誘うリラックス効果。その他に、消臭、殺菌・抗菌・鎮静などなど。

T：そうそう。私も寝つきが悪い時にはアロマポットで香りを出したりするよ。
苦手な人もいるみたいだけど･･･ハーブティーにしてもほっとしますねぇ。

K：ラベンダーは料理にも使えますよね！

エルブ・ド・プロヴァンス

たとえば、「エルブ・ド・プロヴァンス」。
プロヴァンス地方でとれるハーブを乾燥させて数種類ミックスしたもの。
中に入っている香草は料理によって使い分けるみたいですよ。
お肉料理なら・・・ラベンダー、タイム、バジリコとかフェンネル。
魚料理だったら・・・フェンネル、マージョラム、セージ、タイムとか。
南フランスの香りがたっぷり詰まってますね。

T：じゃ～今日は、ラベンダーを使った料理を作ろうか！

K：はーい！

このコラムのレシピ

コラム担当

		子羊のグリエ、プロヴァンス風
		ラベンダー風味のアイスクリーム

		アンチ･エイジング隊長
		高橋晶子
		山梨ほうとう娘。
		小林美沙恵

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