FRANCE

イチゴの季節

フランス校日記

2021.05.03


Bonjour 辻調グループフランス校教務部です。先週の土曜日、5月1日はメーデーでフランスをはじめとしたヨーロッパの多くの国では祭日となりました。「勤労感謝の日」となるこの日は、労働者は全て休み、ということで普段の休日や祭日よりお店の開いている率がかなり低くなります。気を付けなければいけないのは、リヨンの場合バスや地下鉄などの公共交通機関もお休みとなることです(国鉄のSNCFは運行)。お店もバスもお休み、ということで特にお出かけもできないこの日は毎年、フランス校の研究生の皆さんも勉強に集中できるお休みとなります。今回は土曜日にあたっていたので、勤め人の皆さんにとっては忘れがちな祭日、となりますが、外に出てみると土曜日に開いているはずのお店が閉まっており「今日は5月1日だったか!」と気づくことになります。

5月となり、フランス校近郊の気候も更によくなってきました。週末は雨が降りましたが、この雨により植物や農作物がぐんぐん育つことになるでしょう。最近は市場やスーパーでもイチゴをよく見かけるようになりました。この季節が旬です。

エスコフィエ近郊ヌーヴィル・シュール・ソーヌのマルシェにて。

フランスより南にあるスペイン産のイチゴが先にお店に並びます。「そろそろイチゴの季節だなあ」と思ってしばらくするとフランス産のものが並び始めます。

気候のよい南仏を中心に栽培されるイチゴ、フランスで最も人気があると言われているイチゴの品種は「ガリゲット Garigette」という名前のものです。普通のイチゴより小ぶりですが、中まで真っ赤、とても甘いのが特徴です。フランス人はイチゴに砂糖をかけて食べるのが好きですが、ガリゲットに砂糖はいらないのでは、という甘さです。こちらを食べると「イチゴを食べている幸せ」が感じられるのではないでしょうか(笑)。

フランス校の製菓実習授業でもイチゴを使ったお菓子を作ります。来年の春こそは研究生の皆さんが作ったイチゴのお菓子をいただきたいと心待ちにしています!

フランス校製菓実習授業で作られる「イチゴのタルト・ピスタチオクリーム」

こちらも実習メニュー、イチゴをふんだんに使ったお菓子「フレジエ」

イチゴについてのこちらのコラムもぜひご覧ください!
https://www.tsujicho.com/column/cat/post-142.html