通信教育部ブログ

受講生日記

イタリアからこんにちは【スペシャルコラム】

皆さん、こんにちは。美味しいものがたくさん、イタリア在住の美奈です。

「製菓プレミアムセミナー・ウィーン菓子」のザッハトルテに惹かれてレッスンを受けました。ザッハトルテ以外は聞いたことのない名前で、食べたこともありません。どんな味なのかワクワクです。さて、どれから作りましょうか... 

せっかくなので家族だけではなく、ワイワイ楽しく食べたいなーと思っていると、お茶が好きな友達一家が遊びに来てくれることになりました。お茶好きにはピッタリ!抹茶クリームが入っているカルディナールシュニッテンを作ることにしました。ウィーン菓子は材料をそろえやすいのが助かります。

レッスンビデオを見て、メモも見直して作り始めます。



卵白がきれいに泡立ちました!




紙に書いた線に合わせて2㎝の幅に絞り出していきます。簡単だと思って気にもしていませんでしたが、細くなったり太くなったり途中で切れたりと思いのほか同じ幅にするのが難しかったです。




焼き上がりです。冷めると少ししぼんでしまったので、もう少し焼いた方がよかったのかもしれません。
ゼラチンは苦手なので抹茶クリームがきれいにできるか不安でしたが、手順通りに進めるときれいにできました。



完成です!
軽い口当たりで、食後のデザートにもピッタリです。甘すぎないので、いつもはケーキは少ししか食べない友達がおかわりをしていました。
喜んで食べてくれる姿を見るのは嬉しいですね。


次に作るのは、モーンヌーデルン。見た目の素朴さに心が惹かれます。じゃがいも生地で、生地には砂糖が入りません。甘いお菓子になるのでしょうか?
じゃがいもフレークはスーパーでもよく見かけるものの、使ったことがなかったので今回初挑戦です。生地を作っていきます。



生地は柔らかく指についてしまうので、少し扱いにくいですが、形を作って茹でます。



ここまできてやっと気づきました。これはイタリアのニョッキとそっくり!ニョッキはパスタの一種で、家庭ではよくトマトソースで食べます。でもこのモーンヌーデルンはお菓子。ますます興味がわいてきます。これだけで味見をしてみると、レモンの香りがさわやかで、砂糖が入っていないのにほんのり甘いです。



ケシの実と合わせて完成です!粉糖も一緒に絡めているので、しっかり甘いお菓子に出来上がりました。

食べ始めたら止まらないくらいおいしくて、正直びっくりしました。見た目の華やかさはありませんけど、どんどん食べてしまいます。
残ったモーンヌーデルンは温め直して食べましたが、出来立てにはかないません。とはいっても、あまり残りませんでしたけどね。
ただじゃがいもなので、後でお腹にどっしりきます。食べ過ぎに注意です!

いよいよ、ザッハトルテにチャレンジです。お楽しみは最後までとっておきました...というわけではないのですけどね。

ザッハトルテは自分で作るというより買ってくるものだと思っていました。表面がキラキラしていて、こんな素敵なお菓子が自分で作れたら嬉しいですよね。プレゼントするときも、「これ、私が作ったのよ」なんて、鼻高々です...うまく作れればの話ですが。

レッスンで先生がしていたように、ザッハトルテと一緒にシュトロイゼルクーヘンも作ります。

結論から言うと、思い通りにはいかず、どちらかというと失敗です。美味しかったけどちゃんと作れていればもっとおいしかったはず、反省点がたくさんです。

シュトロイゼルクーヘンのそぼろ生地は、ひとまとめにした後そぼろ状にします。もっとしっかりまとめて、ほぐさなくてはいけませんでした。


次は、ザッハマッセを作ります。始めは順調に進んでいたのですが、チョコレートを加えるところからアレレッ、急に難しくなりました。チョコレートの温度が難しいという説明がありましたが、本当にその通り。きれいに混ざらないというか、なんというか。チョコレートの温度が高かったのでしょう、生地も少ししぼんでしまったような気がします。


次にメレンゲと混ぜ合わせます。今度は温度が低かったのかフワッと混ざりません。温度調節が本当に難しい!間違いは直せないのではそのまま、先に進みます。すでにうまくできていないので当然ですがオーブンで焼いてもきれいに膨らみませんでした。

でも、ショックを受けている場合ではありません。まだザッハグラズールが残っています。説明にあったように指で温度のチェックをします。火傷しそうなくらいく熱いのに、先生は涼しい顔でしたからすごいですね。シロップの攪拌も初めてダブリール法にチャレンジしました。見ていると簡単そうですが、難しいです。表面がキラキラするのを楽しんでいる余裕が全くありませんでした。アプリコットジャムをぬったザッハマッセにコーティングします。側面にまできれいにコーティングできるように流していくのがまた難しい!表面に気泡がたくさんできてしまいました。色も均一ではなく白い筋が見えています。





切り分けたら気泡があまり目立たない...かも?
シュトロイゼルクーヘンはブルーベリーを入れて焼きました。ザッハ生地のふくらみが足りないですね。それに少し焼きすぎてしまいましたのでしょう、少しパサつきますが、そぼろ生地のサクサクと、ほのかなシナモン味がおいしいかったです。



ザッハトルテは反省点だらけです。家族が喜んで食べてくれたのには救われました。リクエストがあったので、次に作るときはアプリコットジャムは真ん中にも入れようと思います。

ザッハトルテは難しかったですが、次に作るときには今回上手くいかなかったところを見直して、に作業温度に注意して作ります。いつかは「ウィーンのお菓子を作ったから食べてみて。私ザッハトルテも得意よ!」なんて言えるようになりたいです。

新しいお菓子に挑戦するのはとても楽しくてワクワクします。一緒に食べてくれる人がいるともっと嬉しいですよね。
魅力的なお菓子のレッスン、ありがとうございました!

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